限定クラフトビール?新宿二丁目に新たなスポット誕生!「新宿弐丁目横丁」に込められた想い。

コンクリート打ちっぱなしの内装に木のカウンター、そしてカラフルなベトナムランタンが灯る、新しくもどこか懐かしい「新宿弐丁目横丁」が7月1日に誕生した。ランチタイムからオープンしているご飯屋さんやバーの5店舗が営業をしている。

「新宿二丁目の魅力を伝える新たな場所を…」という想いから、この横丁プロジェクトをスタートさせたのは新宿二丁目を中心に数多くの物件を取り扱う、フタミ商事・二村孝光社長(名刺の裏には、#ノンケだけどこの街に真剣です。の文字)。

今回は、そんな新宿二丁目愛たっぷりの二村さんに、オープンまでの経緯を伺った。

“とりあえず”の気持ちで気軽に集まれる場所へ。二丁目のニュースポット「新宿弐丁目横丁」への想い

ーー新宿弐丁目横丁という場所づくりを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

元々、横丁文化というものが好きで、それぞれの役割を担いながら皆で一つの空間を作りあげることに興味がありました。

この一年半、夜に賑わいをみせていた新宿二丁目も、コロナ禍で店先からこぼれる灯りも少なくなり、経済面、気持ちの面でも新しいことにチャレンジしにくい空気ではありましたが、それでも誰かと誰かを繋ぐような二丁目の待ち合わせ場所のようなものを作りたくて、オープンしました。

新宿二丁目に足を踏み入れるのが怖いと思っている方にとっても5店舗並んで営業していることや、お酒と食事両方を楽しめるという点では入りやすいのかなと思っています。

それに、LGBTと言えどもゲイの方はゲイの方と、レズビアンの方はレズビアンの方との交流が多くなると思いますが、ここでは同じカウンターで飲んでいる人はもちろん、通路越しに他の店舗で飲んでいる方とも話せる距離感なので、いろんなセクシュアリティの方と気軽に交流を図れるのも良いことではないかなと思っています。

当然のことながらノンケ(ストレート)の方も入れるので、LGBT当事者であってもなくても、二丁目の魅力を弐丁目横丁を通して感じてもらいたいです。

ーー“二丁目の待ち合わせ場所”というのが、すごくいい響きですね。

弐丁目横丁に行けば誰かしら知り合いがいたり、“とりあえず横丁集合”という声が聞こえるようになれば幸せですね。そのために各店舗のカウンターにコンセントもたくさんつけて、Free Wi-Fiも設置したといっても過言ではありません(笑)。 

もちろん、ずっと横丁で楽しんでもらうのもいいのですが、そこで勢いづけてから二丁目のバーやイベントだったりにそれぞれが散っていく、というのが理想的な光景だったりします。訪れた人がここでの交流を機に新宿二丁目のバーへ足を運ぶ機会が増えたら嬉しいです。

新宿二丁目にエールをという意味が込められた、東京都・石川酒造製造のここだけの限定クラフトビール「RAINBOW ALE」もありますので、ぜひ赤提灯をイメージした看板(二村孝光デザイン)が目印の新宿弐丁目横丁へ足を運んでみてください。

◆新宿弐丁目横丁
住所:東京都新宿区新宿2-14-11フタミビル1F
>牛時 Twitter@USIDOKI_KAPPO
>awato Twitter@awato2chome
>はっちゃけ Twitter@hacchake_nicho
>リズムバー2 Twitter@barrhythmos
GANTZ.

取材・撮影/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO

※営業時間は各店舗にて異なりますので、詳しくは各店舗のSNSをご確認ください。
※緊急事態宣言期間中は休業中や週末のみ営業のお店もございます。
※新型コロナウイルス感染症対策を講じた上、特別にマスクや店内パーテーションを外した状態で撮影しております。