[ON PrEP]PrEPを服用するSASUKEくんに気になるコトを色々聞いてみたら…!!

サスケのプレップのインタビュー

ーー「セックスの前に飲むHIV予防薬」であるPrEP(プレップ)が日本でも浸透し始めた昨今。
決して「生セックス」を助長しているのではなく、「HIVに感染するリスクを避ける行動」が普及していると言いたい。なぜなら、PrEPは他の性感染症は防ぐことはできないためコンドームは従来通り必要不可欠であり、プラスそこにPrEPを服用する薬代がかかる。
そうとなれば、[ON PrEP]な人は、「自分の健康としっかり向き合っている」という素晴らしい証なのではないだろうか。

そこで今回は、実際にPrEPを服用しているという『プライベートケアクリニック東京』のイメージモデルを務めるGOGO SASUKEくんに、服用することになった経緯や服薬後の感想などをうかがった。セックスを楽しむことはゲイライフにとって大切なことの一つだからこそ、「服薬する選択」をしたことは、自身にとって良い判断であったと明かしてくれた。

ーーSASUKEの思うPrEPと、自身が広告塔となってできるゲイコミュニティへの貢献活動。

ゴーゴーボーイのサスケとプレップについて

ーーSASUKEくんがPrEPを服薬するようになった、最初の動機はなんだったのでしょうか?

最初はPrEPという言葉が日本のゲイコミュニティでも普及しはじめ、周りの友人にもちらほら「ON PrEP」してるよ!という人が出てきたことを受け、僕も実際に服薬したいと興味を持ち始めたんです。

その理由には、自分の健康を考えるのは当然の中で、何よりも相手の不安を取り除きたいという気持ちのが僕は強かったですね。MSM(男性とセックスをする男性)の場合って、HIVに感染リスクは多少なりとも他の方たちよりは高いし、ある程度知識は備わっているわけで。だからセックスをするときって、お互い口には出さないものの、病気に対しての不安は常にどこかにはあるというか……。

それでモデル起用をきっかけにPrEPについて色々調べたんです。きちんと事前の検査を受けて、正しく服用すれば安全な方法だということが分かり、服薬することを決めました。

SASUKEとプレップ

ーー実際に服薬しはじめてからのこと、心身ともに変わった変化などについて教えてください。

僕は1日1回1錠、同じ時間に服用する「デイリーPrEP」にしました。この他にも「オンデマンドPrEP」と言って、性行為の前後に服用する方法もありますが、自分のセックスライフを照らしわせたときに一番良いと思う飲み方で良いそうです。今は服薬しはじめてちょうど三ヶ月目に差しかかります。

最初は飲み忘れを心配しましたが、僕の場合は毎日プロテインを飲むような感覚(笑)と一緒だったので、習慣化する大変さとかはなかったです。また、今のところ飲んでいて不調を感じることもないので安心しています。

セックスライフに関しては、前より安心感が増したことでどこかにあったであろう緊張感が解ける分、より愛は深まるようなセックスができているわけで(笑)。やっぱり好きな人とやるんだったら、とことん楽しめたほうが良いですからね。もちろん、他の性感染症にもしっかり気をつけるようにはして。

ーーPrEPのモデルを通して服薬していることを公言していますが、周りの反応はいかがですか?

僕自身はまったくネガティブなイメージを持っていません。
もちろん今は、[ON PrEP]=[遊んでいる]ってイメージで抵抗を示す人もまだまだ多いとは思いますが、ありがたいことに僕の周りの反応は真逆で。みんなどうなの?とか、いくらかかるの?とか、積極的に聞かれることの方がすごく増えましたね。

それに、●セックスの頻度が高い、●性風俗で働いている、●セックスする相手がHIVに感染しているなど、そういった人たちがPrEPは服薬することで自分自身の強い「お守り」として健康を気遣っているのなら、それは素晴らしいことだと思います。

今後PrEPの服薬はもっともっと日本で拡りをみせ、毎日何かしら身体に足りない栄養素をサプリで補ったり、プロテインで補給したりするのが当たり前のように、予防薬を飲んで健康を維持することも珍しくなくなってくるんじゃないかと思っています。だから、僕は一パフォーマーとしてだけでなく、PrEPの正しい知識を広げるお手伝いを続けていきたいと思っています!!

プライベートケアクリニックとSASUKE

■SASUKE
>Twitter@SASUKE_DARU
>Instagram@sasuke_tokyo

※インタビューの内容は、PrEP服用に関する個人の感想であり、PrEPを服用することがすべて正しいというわけではございません。ご自身のセックスやライフスタイルにあわせ、必要である・興味を持っている方などへの参照となるものです。PrEPの処方については、各医療機関にお問合せください。

取材協力/プライベートケアクリニック東京 東京院
写真/新井雄大
記事制作/newTOKYO