わたしの推し面、夏。江崎びす子の30minutesプレイリスト/太陽の下で飲む涙のソーダ水

2021年も外出自粛が要請されてからはや半年。誰かと誰かを繋ぐきっかけになる“音楽”を皆で共有する場が極端に減り、体を揺らし、心踊らせる瞬間が久しくない中、newTOKYOが音楽を通して誰かを繋ぐ場でありたい。
そんな気持ちから、毎回異なるゲストに紹介してもらう音楽連載がスタート♡

誰だって夏の一風景に溶け込んだ主人公のような気持ちを味わえる、再生時間30分のプレイリスト、A面、B面ならぬ”推し面”プレイリスト『太陽の下で飲む涙のソーダ水』を作成してくれたのは、イラストレーターや漫画家として活躍する江崎びす子さん。

推し面プレイリスト
#01「太陽の下で飲む涙のソーダ水」/江崎びす子

① tea cup(2006)/木村カエラ/0:00~03:54
② SUMMER SONG(2010)/YUI /03:55~07:22
③ rainy days never stays(2002)/the brilliant green/07:23~11:17
④ kiss(2008)/Chara/11:18~16:39
⑤ 夏草に君を想う(2016)/Aimer/16:40~21:03
⑥ 夏(2006)/倉橋ヨエコ/21:04~25:42
⑦ 夏のヒーロー(2006)/YUKI/25:43~30:18

夏。クリエイターとしては、最もインスピレーションを受ける時期です。蝉の鳴き声や風鈴の音、夏祭り、海水浴、スイカ、冷房のかかった快適すぎる部屋ーー。ごくごく普通の生活を送っていても、感性をくすぐる風物詩やイベントに触れる機会が多い。一方、照りつける太陽とは裏腹に、どこからともなく鬱々とした気持ちが湧いてくる、という読者の方もいるのではないでしょうか。

そんな真夏の陽射しとは対照的な、陰がちらつく「切なさ」「儚さ」を表現したプレイリスト“太陽の下で飲む涙のソーダ水”は、「あら、私の嫌いな季節が来たわ、さっさと夏が終わればいい」とド直球なフレーズで、夏を鬱陶しく思う気持ちを綴った『tea cup』からスタート。

一転して、「夏が来るから海へ行こうよ」のサビが印象的な『summer song 』という流れは、鬱陶しく思っていた夏がいざ始まると結局、海に祭りに…と計画を練ってしまう感情の起伏を表現。

中盤は、ノスタルジックなメロディラインが心地良いthe brilliant green、Chara、aimer。『rainy days never stays』の「浮かび上がる後悔を、つきまとう憂鬱を、そっと雲に流して」という歌詞は、わたしにとって夏の傷を癒すオアシスそのものです。

倉橋ヨエコの『夏』をはさんで、ラストはYUKI『夏のヒーロー』。「また来年、きっと会える様に」と誓いを込めて、散りゆく花火とともに夏の終わりを締めくくるーー。

ーーいかがだったでしょうか?
青春時代を送った2000年代の曲たちが多くラインナップする形となりましたが、同世代である20代~30代の方たちが楽しめるような選曲になっていれば嬉しいです。
気だるく気持ちが塞ぎ込んでベッドから動けないとき、おすすめです。たくさん涙を流してすっきりデトックスした後は、炭酸水で水分補給をお忘れなく。

●テキスト/江崎びす子 Twitter@Bisuko_Ezaki
●イラスト/津久見 Twitter@tsukumiiii
記事制作/newTOKYO