2017年7月よりボランティアの参加者を募り、月に一度のペースで新宿二丁目界隈のゴミ拾い活動を続けてきた『2丁目海さくら』。海の日に合わせて行われた今回の活動は、発起人である南里清久さんの他、共同代表であるフタミ商事代表取締役・二村孝光さんや新宿二丁目でバーを営むとしさん、そしてとしさんに変わって新たに共同代表を務めることになるゴーゴーボーイのNAWOTOさんを中心に50人ほどが参加!
今回はゴミ拾いの様子をお伝えすると共に、新代表・NAWOTOさんに『2丁目海さくら』の今後の活動についてもお話を伺いました。
──新宿二丁目への感謝の気持ちを込めて、40分間のゴミ拾い。新代表・NAWOTOさんが「2丁目海さくら」の活動を通して目指すのは、垣根のない街。
7月23日、海の日に行われた『2丁目海さくら』による新宿二丁目のゴミ拾い活動。あいにくの雨模様となりましたが、二丁目で働く方や地域の方などをはじめ50人ほどが参加しました。
江ノ島を中心にビーチクリーンを行ってきた『NPO法人 海さくら』から派生した団体ということもあって、参加者たちはブルーサンタの衣装に身を纏い、海と街への感謝の気持ちを込めて道の隅々まで目を配りゴミを拾っていきます!
40分間の清掃活動を終えると…ゴミ袋にはタバコの吸い殻やお酒の空き缶、壊れたビニール傘などたくさんのゴミが収集され、想像以上に新宿二丁目の街がゴミで溢れていたことを再認識させられる結果に。
左から/発起人の南里清久さん、共同代表のNAWOTOさんと二村孝光さん
第一回目の活動から参加している新代表・NAWOTOさんは「ゴーゴーボーイとしてクラブイベントに出演したり、ゲイバーでお手伝いをしたりと、僅かながら新宿二丁目の“夜”を盛り上げる役割をさせていただいています。3年前から参加している『2丁目海さくら』の活動を通して、この街で暮らしている人や日中の時間帯に働いている人など“昼”の時間を新宿二丁目で過ごされる方たちと接することも多くなり、昼夜の境なく住む人・働く人・訪れる人が快適に共生できる街づくりに貢献したいという気持ちが強くなりました」と、継続的なゴミ拾い活動を通して心境の変化があったのだそう。
続けて「現在ではセクシュアリティや年齢、新宿二丁目との関わり方などを問わずたくさんの方に参加していただき、間口の広い新宿二丁目コミュニティとしての機能も果たせているのではないかと思っています。街並みもイメージもよりクリーンな新宿二丁目を目指しゴミ拾い活動を継続することはもちろん、最終的には誰もが気兼ねなく訪れられる街を目指して行きたいです」と、新代表として今後の目標もお話ししてくれました。
ブルーサンタ衣装でのゴミ拾いは、海の日に青いサンタクロースになって海をキレイにしたいという思いからスタートした全国各地で行われる大規模なクリーンイベント活動のひとつ
ゴミ拾い活動を通して、新宿二丁目に大きく貢献している「2丁目海さくら」。彼らが拾うゴミがゼロになるよう今一度、一人ひとりが「ゴミをゴミ箱に捨てる」「家に持ち帰る」という意識を持てば、もっと素敵な街で二丁目ライフを楽しめるはずですね♡
■ 2丁目海さくら
フタミ商事代表取締役の二村孝光さんとゴーゴーボーイとして活躍するNAWOTOさんを共同代表として、毎月、新宿二丁目仲通り商店街を中心に清掃活動を行う団体。世界有数のゲイタウンである新宿二丁目をクリーンな繁華街としても世界に誇れるよう、美化活動に努めている。
■ http://2chome.umisakura.com
■ Twitter@2chomeumisakura
※各回手ぶらOK!自由参加。開催日はTwitterで確認ください。
取材/芳賀たかし
写真/EISUKE
記事制作/newTOKYO