昨年11月22日に、パートナーのジョシュア・オグとウェディングパーティを執り行った写真家レスリー・キー。その素晴らしいムーブメントにあわせ「命の大切さ、生きる美しさ」を伝える写真展を同時に開催し、今回さらなるプロジェクトを始動させた。
彼が、今テーマに掲げているのが『We Are The Love』という「愛」のリレー。これは今年50歳&来日30周年という節目を迎えるレスリーが「人生の集大成」となる作品を手掛け、収益の一部を児童養護施設に寄付するというもの。
チャリティ写真集はクラウドファンディングを支援する形にて制作。中身にも造本にも徹底的にこだわりコロナ禍の中での「生きる希望」を込める。
なぜレスリーは「愛」をテーマにしたのか?
13歳の時に最愛の母を癌で亡くし、孤児院で暮らす中で彼を救ったのが誰もが知るあの名曲『We Are The World』だった。
アフリカの飢餓と貧困の解消を願ったこの歌は、レスリーの胸に熱く響き、いつかこの“We Are The World”を自分なりの手法を通して、現代の東京で実現することがライフワークとなったと話す。
写真集の収益の一部は、児童養護施設『星美ホーム』に子どもたちの心を癒し、生きる力を育む「アートスペース」を設置するための寄付として使用される。
そして今回、星美ホームという児童養護施設と出会ったことに後押しされ、私たちはひとつの願いを込めた『We Are The Love』と名付けたプロジェクトを立ち上げた。
写真家という生き方で生み出した渾身の作品を集め、一冊の本にする。その収益を子どもたちの未来のために役立てたい。レスリーは今、自分にできる「愛」の届け方に挑もうとしているのだ。
Lady GaGa、BEYONCÉ、PHARRELL WILLIAMS、浜崎あゆみ、土屋アンナ、冨永愛、城田優、YOSHIKI、窪塚洋介 他、計500名の全世界のアーティストたち
チャリティ写真集はレスリーが今までに撮りためてきた膨大な数の写真の中から、自身が選んだ総勢500人のポートレートが並ぶ。
苦しい時に支えてくれた友人や刺激を与えてくれたアーティストなど、レスリーに生きる意味を教えてくれた愛すべき仲間たちが掲載されたボリュームたっぷりの600ページに及ぶ予定。
これまでのレスリーの歩みが凝縮すると共に、写真集に載る全ての人の「生きた証」が詰まった、そんなエネルギーに満ちた作品になると言えそうだ。
今回の『We Are The Love』プロジェクトを手掛ける数多くのスタッフや協賛アーティストたち。未来を担う子どもたちのためにアートスペースが作られる。
■ WE ARE THE LOVE project
https://readyfor.jp/projects/leslie
(写真集予定内容/ハードカバー、A4変形~B4変形、表紙+本文600ページ)
記事制作/newTOKYO