ー彼の人生を物語に。彼の描いたファンタジーと共に。
様々な困難を乗り越えてきたエルトン・ジョンの知られざる半生を、彼の珠玉の名曲に彩られたミュージック・エンターテインメント大作として仕上げた映画「ロケットマン」が8月23日(金)より全国公開。
公私ともに認める「ちょっと変な人」エルトン・ジョン!
エルトン・ジョンといえば、2018年のスパイ映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」に本人役で出演。
悪の組織に「専属ディーバ」として誘拐され、若い頃のレインボーカラーの羽根お化けみたいなキラキラド派手な衣装で歌わされていたところを、イケメンスパイの救出を転機に、敵の防犯システムのロボ番犬を手玉に取り、厚底ブーツと強烈パンチで敵を殴り倒しながら全力疾走するという、ボンドガールのような活躍を見せたのが記憶に新しい。
そんな、映画の本人役ですらはじけまくっている「エキセントリック・キャラ」のエルトン・ジョンの半生が映画になるわけですから、面白くないわけがありません!!
しかもミュージカル仕立て♪♪♪
昔のエルトンのド派手な衣装に加え、名曲の数々が物語を彩ります。
今作「ロケットマン」でエルトン・ジョンを演じるのは、エルトンが本人役を怪演した「キングスマン」シリーズで主演を務めたタロン・エガートン(※あくまでも映画なのでイケメン俳優が演じています♡)。
彼は2016年のアニメ映画「SING / シング」でエルトンの曲を歌唱していたこともあり、今回の配役はエルトン本人のリクエストとのこと(多分エルトンはタロンが好き♡)。
エルトン・ジョンという偉大なるアーティストとは?
当のご本人はというと、おそらく「お騒がせキャラ」としての印象が強いですが、達観した感性の持ち主であり、過去の功績からイギリス王室からサー(勲爵士/騎士)の称号を授与され、公人として同性婚を挙げ、代理母出産で子供を育てる、AIDS/HIV患者への慈善事業を行うなど、ライフスタイルもパーフェクト(ちなみに子供のゴッドマザーはレディー・ガガ)。
ところで、偉大なるアーティストの半生を映画化する、という場合は大抵、ご本人がなくなってからが多いですよね。
近年公開の映画でいえばフレディー・マーキュリーを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」とか、アーティストの「トム・オブ・フィンランド」とか。
どうしてまだ生きていて、しかもめっちゃ元気なエルトンが映画になるの?というとですね、エルトン本人が10年以上前から「僕のスピリットはそのままに、僕の人生を映画にできたら最高だ」と考え、夫のデヴィット・ファーニッシュと共に企画を進めていたからだそうです。
彼は夫と子供と過ごす時間を大切にするために、現在行っている世界ツアーをもって公演活動を引退する予定ですが(2021年頃)、アルバム作成やミュージカルなどの楽曲提供は続けていくそうなので、完全引退ではないものの、表舞台からは少し身を引くので、あのド派手なメガネを見る機会は減ってしまいそう…。
この映画を見れば明日からキラ★キラ頑張れちゃいます!
エルトンが類まれなる音楽の才能を開花させたきっかけ、家族との確執、運命の恋とカミングアウトまでの苦悩、成功するほど募る孤独、そして薬物や買い物への依存症。
様々な困難を乗り越えてきたエルトンの知られざる半生を、彼の珠玉の名曲に彩られたミュージック・エンターテインメント大作として仕上げた本作に、誰もが希望と元気をもらえるはず!!
そして、夏休みで時間はある人は、事前に「キングスマン:ゴールデン・サークル」を観ることもオススメします!
映画:ロケットマン
2019年8月23日(金) 全国ロードショー
監督 / デクスター・フレッチャー(映画:ボヘミアン・ラプソディ)
脚本 / リー・ホール(映画:リトル・ダンサー)
キャスト / タロン・エガ-トン、ジェイミー・ベル、ブライス・ダラス・ハワード、リチャード・マッデン
上映時間 / 121分 製作国 / イギリス、アメリカ
配給 / 東和ピクチャーズ
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