ーーファッション史に残る名作広告として知られるのが、1995年の「Kissing Saillors」。ボブ・ジャクソンとロッド・ジャクソンという実際のゲイカップルが、アメリカ海軍に扮してキスをしたキャンペーン広告。初めてゲイ(同性愛)を取り扱ったことが斬新であり、また様々な論争をも巻き起こした。
その後も社会に怯むことなくディーゼルは革新的なメッセージを発信し続けている。
刺激に満ち溢れた挑戦には、例年のプライドコレクションはもちろん、セクシュアル・ウェルネス・カンパニー「LELO」とコラボレーションしたバイブレーションカップルリングの発売など、「人生に必要なもの」に徹底的にこだわる姿勢がうかがえる。
そして今、ディーゼルに新しい風を吹かせているのが2020年からクリエイティブ・ディレクターを務める、ファッション界のニュースター、グレン・マーティンスだ。ファッショナブルなセンスが今の若者の支持を集めるだけでなく、創造性に富んだアイデアがとてもユニークで面白い。
……で、今回発売になった、ディーゼルのITバッグ「1DR(ワンダー)」のキャンペーンビジュアルがもうスンゴイの一言。
太陽、海、肌をテーマに、グレン・マーティンスのクリエイティブ・ディレクションのもと、ポール・コイカー(Paul Kooiker)が撮影し、クリス・シモンズ(Chris Simmonds)がアートディレクションを担当したのだそうだ。
1DRバッグを「夏に必要な唯一のアクセサリー」として紹介した見事に斬新な広告。
率直にセクシーで自信に満ち、時として不遜、イージーで楽しい、そしてジェンダーレスで汎用性のあるものとして表現されている。ディーゼルのDNAを体現した、見逃せないステイトメントバッグのパワーが存在感を放ち続ける。
マットレザーとミラーレザーを中心に、シルバーニッケルの丸みを帯びた「D」ロゴプレートが特徴の1DRバッグ。クラシックなクロスボディタイプからミニサイズまであるので、この夏は刺激に満ち溢れたアイテムをチョイスするのもオススメ。
今後も目が離せそうにないディーゼルの挑戦。
このキャンペーンビジュアルのように、魅力を全てさらけ出したハイセンスな展開がキ・タ・イできること間違いなし。
なお、2022年9月21日(水)のディーゼルのショーでは、グレン・マーティンス独自のデザインを表現した、オールジェンダーのワードローブがラインナップ予定。ぜひ、チェックしてみてはいかが?
■DIESEL(ディーゼル)
https://www.diesel.co.jp/ja/
Instagram@diesel
記事制作/newTOKYO