【12/1は世界エイズデー】知ることで変わる、HIV/エイズの今。TOKYO AIDS WEEKS 2025開催中!

12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、毎年この時期に開催されるHIV・エイズ啓発キャンペーン「TOKYO AIDS WEEKS」。

今年は11月15日(土)~12月15日(金)までの約1ヶ月間、音楽ライブから映画上映、ゲストトーク、展示まで、多彩なプログラムが都内各地で展開される。イベントを通じて、最新のHIV/エイズ情報や当事者のリアルな声に触れ、令和のいまも根強く残る偏見やイメージを“アップデート”していくことを目指している。

12月1日の世界エイズデーを中心に、その前後約1ヶ月にわたって開催される「TOKYO AIDS WEEKS 2025」。今年も11月15日(土)~12月15日(金)まで、市民と行政が連携しながら、HIV/エイズを多角的に学べるイベントが各地で行われている。 

会期中は、人気アーティストが出演するライブイベントや映画上映、専門家によるトーク、アート展示など、多種多様なプログラムが揃う。参加者が楽しみながら学べる構成になっており、「HIV・エイズに関する最新の知識」と「当事者の声」を知るきっかけを提供する場として毎年注目を集めている。 

HIVやエイズに関する正しい知識は、まだ十分に浸透しているとは言えない。
HIVとエイズは別物であること 
正しくコンドームを使用すれば、HIV感染や他の性病の予防ができること 
早期発見と治療により、エイズの発症を抑えられること
U=U(治療によりHIVはセックスで感染しない)という国際基準の理解
PrEP / PEP といった予防的な服薬の存在
など、実は「なんとなく知っているつもり」で曖昧なままの情報も少なくない。

近年、HIV治療は飛躍的に進歩し、「U=U」のメッセージが広がったことで、HIVと共に生きる人々の生活も確実に変化してきた。一方で、社会には依然として偏見や誤解も根強く、誰もが安心して暮らせる状況にはまだ到達していないのが現実だ。だからこそ、当事者の声や最新情報に触れ、理解を広げ続けることが欠かせない。 

すでに終了したプログラムもあるが、一部はアーカイブ視聴が可能。また、オンラインで参加できるイベントも多いので、気軽に情報にアクセスできるのも嬉しいポイントだ。
 “いざというとき、自分や大切な人を守るため”にも、この機会にぜひ知識をアップデートしてみてほしい。

HIVは、早期発見と早期治療により、感染していない人と同じように健康的な生活を送ることができる病気になった。楽しく安全なセックスライフを続けるためにも、初めての人も久しぶりの人も、定期的な検査で自分の健康と向き合ってみてはいかがだろうか。 

※世界エイズデーとは、1988年にWHO(世界保健機関)が制定した国際的な啓発キャンペーン。エイズのまん延防止や、HIV陽性者・患者に対する差別や偏見をなくすことを目的に、毎年12月1日を中心に世界中でさまざまな活動が行われている。

TOKYO AIDS WEEKS 2025
12月1日の世界エイズデーの前後に様々なNGOやグループと連携しながら、HIV/AIDSにまつわる最新知識やリアルな声を届けるイベント月間。
https://aidsweeks.tokyo/

画像提供/TOKYO AIDS WEEKS 2025 事務局
記事制作/newTOKYO

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