
XGのメンバー・COCONAさんが、20歳の誕生日を迎えた12月6日、XGのSNSを通じて性自認について公表した。
COCONAさんは、「AFAB (Assigned Female At Birth)トランスマスキュリン(Transmasculine)ノンバイナリー (Non-binary)」であること、そして今年、自身の胸の切除手術を受けたことを明かしている。 AFAB Transmasculine Non-binaryとは、出生時に女性と割り当てられた(AFAB)ものの、性自認は男性・女性のいずれにも当てはまらないノンバイナリーであり、その中でも男性性(マスキュリン)の方向に強く傾いていることを指す。
投稿には、手術による胸元の傷跡がそのまま残る現在の自身の写真も添えられており、文章の中で、これまで心の奥に抱えてきた想いと向き合い、自分自身を受け入れたことで、新しい扉が開かれたと綴っている。その経験が、自身にとって大きな心の成長と勇気につながったことも率直に語っている。
性自認や身体に関する選択は、本来きわめて個人的なものであり、他者に説明や理解を求められるものではない。それでもCOCONAさんが自身の言葉で語った今回の発信は、同じように悩みや違和感を抱える誰かにとって、静かな支えとなるかもしれない。
多様なあり方が尊重される社会に向けて、ひとりのアーティストが示した誠実な選択と、その背景にある勇気に、あらためて目を向けたい。
COCONAさんコメント(全文)
こんにちは、ここなです。🐉
今日で20歳になりました。☺︎
20歳という節目を迎えるにあたって、これまで心の奥にあった想いを少しお話ししたく、この文章を書いています。
私はAFAB Transmasculine Non-binaryです。
今年、胸の切除手術を行いました。
生まれたときは女性として扱われましたが、自分では女性だとは思っていません。
“女性”として見られることには強い違和感があり、自分はもっと男性的な存在として生きています。
今までの私の人生でいちばん難しかったことは、“自分自身を受け入れて認めること”でした。
ほんの少しでも自分を受け入れ、0.1歩でも前に進めた今、新しい扉を開けることができました。
その扉を開けたことで視野が広がり、物事の見え方や捉え方が変わり、自分に大きな心の成長と勇気を与えてくれました。
今では、「自分の中にあるものは、ダメなものじゃないんだ」と思えるようになりました。
これができたのは、私の話に耳を傾け、寄り添ってくれたメンバーやサイモンさん、そして両親のおかげです。🫶
この運命と、出会えたすべての奇跡に、心から感謝しています。
長くなりましたが、ここまでの道のりを歩いてこれたこと、そして支えてくれた人たちに心から感謝しています。
私はこれからもXGとXGALXと作る未来が楽しみです🌏🌎🌍👽♾️
この文章が、誰かの心にそっと光を灯せますように。
そして、私の愛が必要としているすべての人に届きますように。
With love, always.🤍
XG オフィシャルInstagram
記事制作/newTOKYO









