山田太一の名作小説「異人たちとの夏」を再映画化。映画「異人たち」が4月19日(金)より公開。

映画の異人たちのアダム

ーー『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ監督が山田太一の傑作小説を映画化した愛と喪失の物語。

数々の傑作ドラマを手掛け2023年11月29日に惜しくも逝去された名脚本家、山田太一さんが、第1回山本周五郎賞を受賞した「異人たちとの夏」。

1988年に大林宣彦監督が映画化、2003年には英訳が出版され、国内外の読者に広く愛されるこの傑作小説が『さざなみ』『荒野にて』の英国人監督アンドリュー・ヘイの手で新たに映画化された。

映画の異人たちのアダムとハリー

ロンドンのタワーマンションで暮らすアダムは、12歳の時に交通事故で両親を亡くした40代の脚本家。それ以来、孤独な人生を歩んだ彼は、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。

そして幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で住んでいた。

映画の異人たちのアダムとハリー

その後、アダムは足繁く実家に通って心満たされるひとときに浸る一方、同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちていく。

しかし、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった……。

映画の異人たちの場面カット

ーー観る者の記憶と郷愁を呼び覚まし、夢幻的な映画体験に誘う35mm フィルムの映像美と実力派キャストのアンサンブル。

主人公と死別した両親との交流、ミステリアスな隣人との恋の行方を描くこの幻想讀は、 愛と孤独、 喪失と再生、 さらにはセクシュアリティといった根源的なテーマを探求し、 観客それぞれの心の奥底にある記憶や郷愁を呼び覚ましていく。

また、琥珀色の光がきらめく35mmフィルムの映像美は、観る者をリアルとファンタジ一の狭間へと誘い、幽玄にして心震わす映画体験をもたらす。

映画の異人たちのアダム

「Fleabagフリ ーバッグ」のアンドリュー ・スコット、『aftersun/アフターサン』で米アカデミー賞男優賞にノミネートされたポール・メスカル、 『リトル ・ ダンサー』のジェイミー・ベル、『ウーマン ・トーキング私たちの選択』のクレア・フォイという実力派キャストが結集。

米テルライド映画祭でワールドプレミアされるや批評家がこぞって絶賛している本作は、『ノマドランド』などで米アカデミー賞作品賞に5度輝いたサーチライト・ピクチャ ーズが全世界に配給。

英国インディペンデント映画賞で作品賞・監督賞など、主要部門を独占する最多7冠に輝いたほか、本国イギリスでは、大作・競合ひしめく中、2位で初登場。引き続き、4週連続トップ10を維持するスマッシュヒットを記録した本作をぜひ、劇場でチェックしてほしい。

映画の異人たちのポスター

◆『異人たち』 4月19日(金)より公開
https://searchlightpictures.jp
原題:ALL OF US STRANGERS/監督:アンドリュー・ヘイ『WEEKEND ウィークエンド』『さざなみ』『荒野にて』/原作:「異人たちとの夏」山田太一著(新潮文庫刊)/出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved./映倫:R15+/北米公開:2023年12月22日

記事制作/newTOKYO