ストレートの人と恋に落ちたら… ジョーナカムラ&こんどうようぢが描く“性”の価値観と愛の映画「アスリート」

昨年「第4回秋葉原映画祭2019」でプレミア上映された現代のLGBTの世界を描いた純愛映画が、7月より一般公開スタート。ゲイあるある!ストレートの人を好きになってしまった時の苦しい気持ち…を思い出し重ねながら、自分らしく生きる2人の行方を見届けよう!

美しい映像と胸に迫る繊細なストーリーで現代の世界を描いた作品。航平と悠嵩は、時に愛し合い、時に傷つけ合いながら、互いの関係を深めてゆくのだが…。

主演は、「DHC MEN」でセクシーな肉体美露出&「どこでも服を脱ぐ」と有吉反省会に出演しゲイを常に騒つかせる(いや!困らせる❤︎)アジアで活躍する国際派俳優・ジョーナカムラと、原宿系モデルとして26万人のフォロワーを超えるイマドキのジェンダーレス男子で人気を誇るこんどうようぢ。
この2人のラブストーリーってもうまさにおじさん心をくすぐるハァハァモンだし、美少年に恋に落ちていくジョーナカムラの濡れ場に期待しかない!って美しい映像と胸に迫る繊細なストーリーなだけあって、エロ目線はほどほどに(笑)。

物語は新宿二丁目で運命的な出会いを果たした航平(ジョーナカムラ)と悠嵩(こんどうようぢ)が時に愛し合い、時に傷つけ合いながらも互いの関係を深めてゆくというもの。そんな二人の憩いの場は、ニューハーフのプリシラがママを務める「ラパス・カフェ」。
航平は、この店に集う様々な背景をもつ人たちと触れ合いながら、自分の“性”への価値観に葛藤し、「愛とは何か」について思い悩み始めていく。一方、悠嵩は初恋の相手のアツシと再会したことで、元来ストレートの航平とは、相容れないことに気付いていく…。

近年、日本におけるLGBTやダイバーシティへの関心が高まり、様々なセクシュアリティを描いた作品が話題となっている。
この作品では、ゲイ男性の抱える悩みや恋愛、繊細な心を描きつつ、元来ストレートのキャラクターを投じることで、そこに「性」とは何か「愛」とは何かというテーマを投げかけている。LGBTの枠を超えた胸を締め付けられる現代のラブストーリー、ぜひこの機会にご覧ください。

映画:アスリート~俺が彼に溺れた日々〜
2019年7月15日(月・祝)第28回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~
2019年7月26日(金)アップリンク吉祥寺 他、全国順次公開

ストーリー/元競泳選手の海堂航平は、共働きの妻と高校生の娘と平凡な日常を過ごしていたが、ある日、突然妻に離婚届けを突きつけられる。 酒に溺れて新宿二丁目にたどり着いた航平の前に、美少年の悠嵩と運命的な出会いが訪れる。悠嵩は、チャットボーイをする傍らアニメ作家を目指しているが、病に倒れた父親に「ゲイだ」と告白できずに思い詰めていた。二人は、戸惑いながらも、いつしか性の垣根を超えて惹かれ合い、やがて肉体を交えるようになるー。

監督/大江崇允 キャスト/ジョーナカムラ、こんどうようぢ、田崎礼奈(notall)、中村文彦、みなもとらい、いちる(Vipera)、 美羽フローラ、海崎遥⽃、橋本彩花、梅垣義明 上演時間/89分 製作国/日本 配給会社/株式会社パル企画 
https://www.athlete-movie.com
(C)2019 映画「アスリート~俺が彼に溺れた日々~」製作委員会
※なお、CAMPFIREでは、本作のクラウドファンディングを6月30日まで実施中!
記事作成/村上ひろし(newTOKYO)