コロナ禍で見えてきたセックスの現状。定期的なHIV検査をしよう!

首都圏に住むゲイ・バイセクシュアル男性を対象として、新型コロナウイルス感染症の流行期の行動やHIV感染予防の現状に関する調査「新型コロナ流行とセックス・HIV予防に関する現状」が実施され、そのアンケート結果がウェブにて公開されました。

昨年10月にゲイ向け出会い系アプリ上で行われた全39問からなるアンケート調査、1327人を分析対象とした結果で見えてきたものとは?
自身のセックス・HIV予防の現状と照らし合わせて振り返ってみましょう。

ーーコロナ禍のセックス・HIV予防の現状とは?

新しい生活様式が謳われる一方で、なかなか難しいのがセックスの問題。マスク着用や唾液を口に入れない、飛沫を吸わないなど、いかに感染リスクを抑えながら楽しむか……。また、セックスの相手やハッテン場に行った回数、バーなどの利用状況の低下など……。

アンケート結果から、みなさんが感染予防にどれくらい気をつけたのか考察でき、また検査を受けたいと思った人の約3分の1が、コロナの影響でHIV検査を行けるのを控えた経験があった、他の方法で受検したことなどが分かりました。

ーー新宿二丁目に設置されたコロナ情報ラックでもゲット

新型コロナウイルス感染症対策などの情報シェアのために、コミュニティセンターaktaと新宿二丁目を守るプロジェクトSAVE the 2CHOMEが協力して設置した「コロナ情報ラック」。

アラマスカフェさん横の仲通り沿い(分かりやすく情報チェックしやすい)と、がいずば。さん横のフタミビル入り口(人目を気にせず持ち帰れるのがグッド)に設置されており、こちらでも「新型コロナ流行とセックス・HIV予防に関する現状」のアンケート結果パンフレットが入手可能です。

ぜひ、新宿二丁目にお立ち寄りの際には、このコロナ情報ラックで最新情報を手に取ってみてください。きっとあなたの役になってくれるはずです!!

ーー見えないものだからこそ。コロナ禍でもHIV検査に行くことは大切!

緊急事態宣言後(2020年4月7日〜5月25日までの第1回目)、セックスの回数は大幅に減り、アナルセックス時の相手の人数が「5人以上」の割合も減少したという結果が出ました。減少したことでコロナの感染リスクを抑える効果はあったにしろ、HIV感染や性病へのリスクが確実に防げるわけではありません。

そのためにコロナ禍でも必要不可欠なのが、定期的なHIV検査。東京都新宿東口検査・相談室(南口検査・相談室が移転オープン)や東京都多摩地域検査・相談室、その他各地域の保健所でのHIV検査が再開となっているので、ぜひ自身の健康を見直す機会として検査に行ってみてください。

検査に行く前、その他気になることがある人は、HIVの基礎情報や検査所を探すことのできる『検査まるわかり情報局』(HIVマップ内)も公開されているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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コロナ禍でも定期的なHIV検査を受けよう!
■ 新型コロナ流行とセックス・HIV予防に関する現状
■ 検査まるわかり情報局
■ 東京都新宿東口検査・相談室
■ 東京都多摩地域検査・相談室

記事協力/NPO法人akta(イラスト/そーちゃん)
記事制作/newTOKYO