グラフィック社より書籍『ドラァグ 「自分を信じる」という生き方』が、2025年1月に発売される。本書ではドラァグの歴史をクイーンとキングに注目しながら振り返り、その生き様とドラァグの真髄に迫る。
ドラァグの歴史とそれぞれの時代を築いた
ドラァグクイーン&キングのストーリー
リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』で人気を集め、エミー賞を獲得し、ルッククイーンとも呼ばれたドラァグクイーンに脚光があたり、自分らしく生きられるようになった現代。ジェンダーの多様化と複雑化により、その存在を実感する機会も増えつつある。
しかし歴史を紐解けば、ドラァグは古代より時代を築いてきた存在で、いつの時代もジェンダーは多様であり複雑だったことを、本書を通して知ることができる。LGBTQ+への理解を深めたい人にもおすすめの一冊となっている。
◆ドラァグ 「自分を信じる」という生き方
著者:サイモン・ドゥーナン/翻訳:frida people/発売日:2025年1月/仕様:A5変 並製 総240頁/定価:3,190円(10%税込)
目次:はじめに/第1章 グラマードラァグ/第2章 アートドラァグ/第3章 ブッチドラァグ/第4章 ブラックドラァグ/第5章 歴史におけるドラァグ/第6章 コメディドラァグ/第7章 ポップスタードラァグ/第8章 映画におけるドラァグ/第9章 ラディカルドラァグ/参考文献/索引/クレジット
◆サイモン・ドゥーナン/著者
作家、ドラァグ愛好家。TV やラジオのコメンテーターとしても活躍するほか、エミー賞にノミネートされたNBC のシリーズ『Making It』の審査員を務める。また、バーニーズ・ニューヨークのクリエイティブ・ディレクターとしてCFDA 賞を受賞してもいる。
◆frida people(フリーダ ピープル)/翻訳
日本出身のドラァグアーティスト。ビクトリア大学大学院にて多文化コミュニケーションと応用通訳を学ぶ。アオテアロア(ニュージーランド)を拠点に、ドラァグでデモなどに出没するほか、ウェリントンのバーやチャリティー、選挙イベントなどで、家父長制粉砕、パレスチナ解放、セックスワーク、入管解体などをテーマにパフォーマンスを行う。(they / them)
記事制作/newTOKYO