【SEX・避妊・ジェンダー・性暴力】性的指向・性自認についても考える小学生向けコミックが発売!

子どもたちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう、全国の学校において令和3年度から「生命(いのち)の安全教育」が実施され、変わりつつある日本の性教育。
各出版社からも様々な性に関する書籍が発売される中、株式会社主婦と生活社からは、『「性」のはなしはタブーじゃない!小学生だから知ってほしいSEX・避妊・ジェンダー・性暴力』(髙橋怜奈・監修)が9月18日(土)に発売された。

この本では、産婦人科専門医であり「産婦人科医YouTuber」として性に関する様々な情報を発信する髙橋怜奈先生を監修に、なぜ、思春期になると体も心も変化していくのか…どうやって赤ちゃんができるのか…なぜ避妊が大事なのか…といった、性についての様々なトピックを漫画で学んでいく。

ーー思春期は8〜18歳頃までを指し小学生から思春期が始まっていることから、大切なことだけれど、なかなか説明しにくいSEXのことを医学的な観点からわかりやすく解説。
また、世界的にも問題になっている、「ジェンダー」や「性的同意」「性暴力」などデリケートなテーマについても問題点をわかりやすく述べ、解決意識をしっかり持てるような内容に。

さらにこの本のすごいところが、13歳になると性行為に同意する能力があると見なされる、いわゆる「性同意年齢」のことや、子宮頚がんの予防につながるHPVワクチン、見た目による差別、選択的夫婦別姓、男性の育休と言った、最新のトピックについても触れているということ。
小学生向けでありながらも、世の中の動きに敏感になり、重要性を理解できる展開に仕立てているそうだ。

第6章では「恋愛と性別にはさまざまな形がある」ことにも触れ、SOGI(性的思考・性自認)やジェンダーについてもしっかり教えてくれている。
ここでも素晴らしいのは、ただ用語や性のあり方を解説しているだけではなく、例えば「カミングアウト」についてだと、当事者で公表する人もいれば、しない人もいる。さらに当事者がテレビで自分らしさを出したキャラクターで笑わせていたとしても、「テレビの演出と身近にいるLGBTを一緒にして笑いのネタにはしてはいけない」ことなど、細かな点においても丁寧にまとめられているのだ。

ーー近年国内でも子どもを授かる多様なカップルや新しい家族のかたちが誕生している。いろんな生き方があるからこそ、正しい性の知識は、自分を守るためにも、大切な人を傷つけないためにも必要なのではないだろうか。
そして、これから子どもを授かる方や子育て中の方々にはぜひ、最後の髙橋怜奈先生の監修メッセージをあわせて読んでいただきたい。この本に込めた想いとぜひ向き合ってみてほしいと願います。

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◆「性」のはなしはタブーじゃない! 小学生だから知ってほしい SEX・避妊・ジェンダー・性暴力
2021年9月18日(土)発売/定価1540円(税込)
主婦と生活社公式サイト

素材提供/主婦と生活社
記事制作/newTOKYO