HIVに翻弄された若者を描く『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』。主演でゲイ当事者、オリー・アレクサンダーのインタビューが到着♡

米誌TIMEで『2021年1番にチェックすべきドラマ』と称賛された『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』が今週から、Amazon Prime Videoチャンネルにて配信スタート。

1980年代ロンドンに生きるゲイの若者たちが、HIV/エイズに関する正しい情報と理解が少ない社会に翻弄されながらも明るくお互いを支えあいながら生きる姿が反響を呼び、本作の放送・配信後の1週間でHIV検査数が記録的な回数に達するという社会現象へと発展した。

そんな話題作の主演を演じたオープンリーゲイのオリー・アレクサンダーは、世界的人気ミュージシャン「Years & Years」のメンバーであり、LGBTQ+アクティビストとしても活躍している期待のアーティスト。そんな彼がたっぷりと見どころを語っている。

ーー「エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけない」

主人公であるリッチー役を演じたオリーは物語のポイントについて「脚本を読んだ時、主人公たちの恐怖や困惑、個性を模索する姿に共感できた。エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は痛みを伴うけど、忘れてはいけないんだ」と深い共感を示した。

続けて、「今でもHIVについて誤解が多い。当時の人々は完全に混乱していて、理由も分からずに姿を消したり亡くなった人たちがいた。同性愛への嫌悪感や偏見によって、恐怖心が政府のトップからメディアにまで広がった。そんなに昔の出来事ではないのが本当に衝撃的だ」と当時の混乱とあわせて言及。

「少なくとも英国に関して言えるのは、長い闘いの末にLGBの人たちの権利は守られている。トランスジェンダーはいまだに守られていない。一方でクィアについてはメディアによって認知度が高まってはいる。だけどまだ世界的に見ると、ただ自分として生きているだけで、差別や迫害され苦しんでいる人たちが多くいる」と現在の課題についても語り、苦しんでいる人がいる現状を訴えた。

本作のBGMはクイーン、カルチャー・クラブ、ワム!、ユーリズミックスなど当時ゲイ・コミュニティでも特に支持されていた80年代の人気ポップスが満載!それぞれのシーンに合った懐かしい楽曲が流れドラマを痛快に盛り上げるなど、音楽にも注目したい。

◆ IT’S A SIN 哀しみの天使たち(全5話)
Amazon Prime Videoチャンネル /スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-
8月17日(火)より配信開始(第1話期間限定無料配信)
https://www.amazon.co.jp/channels/starch

BS10 スターチャンネル
9月15日(水)より毎週水曜23:00 ほか/9月12日(日)20:00 第1話 先行無料放送
https://www.star-ch.jp/drama/itsasin/sid=1/p=t/

ーー主演のオリー・アレクサンダーが語る『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』

記事制作/newTOKYO

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