プライド月間に、LGBTQ映画タイトルデザインの「小さな財布」が登場!

6月はプライドマンスということで、大阪府茨木市に工房を持ち小さい財布で有名な、「小さいふ。」を生み出しているクアトロガッツが、LGBTQ+のシンボルでもあるレインボーカラーをコンセプトにした財布を発売。

これまで手塚治虫や楳図かずお、鳥獣戯画などなどさまざまなジャンルとコラボしてきたクアトロガッツが今回向き合ったのがLGBTQ+をはじめとしたマイノリティへの理解、寛容。
デザインは、自身もゲイであり、雑誌編集者でライターの仲谷暢之氏とコラボして制作。

ーー個性をもっと自由に。LGBTQアライを表明した大阪のファクトリーブランド。

クアトロガッツ代表の中辻氏が、以前より公私共に付き合いのあった仲谷氏とLGBTQ+について話し合ううちに、アライとして何かできないか?と提案。そこで、クアトロガッツなら「財布という形で表現」することによって、関わりを持つことができるのではないかと、今回のコラボ企画が生まれたそう。

デザインは、仲谷氏が映画に関するライターやプロモーションをやられているということで新旧公開されている約50本ものLGBTQ+映画をモチーフに。

スペイン語で小さいという意味のペケーニョは、お札、小銭、カードがまとめられたシンプルかつ機能的なデザインでほぼ一般的な名刺と同じで手のひらに収まるサイズ。白革地に手書きのタイポグラフィにレインボーカラーがアクセントになり、映画タイトル文字が浮かしになっている。

もう一種類のコンチャは、貝という意味。丸みを帯びたフォルムでこれまた手のひらサイズだが、カードがペケーニョ以上に収納できるデザインに。黒革地にタイポグラフィも黒でこちらも浮かし技術を施したシックな仕上がりに。

どちらも日本の革の最高峰と言われ、有害な物質を一切使わずになめした、環境に優しい栃木レザーを使用。使うほどに本来持っている革の油分がにじみ出て、色艶が増し、風合いが抜群になる特性を持っている。

ーー人生で大切なことを教えてくれるLGBTQ+映画を観てほしい。そんな願いも込めて。

仲谷氏は「正直、レインボーカラーを主張しすぎるものは苦手だったんです。だからデザインする上で“いい塩梅”を考えました。自分たちは身近にいるって意味を込めて」

中辻氏は「今回の仲谷さんデザインの小さいふ。【PRIDE MOVIE】には、 LGBTQ+の映画のタイトルがデザインに散りばめられております。コロナ禍にあって自宅にいることも多くなり、昨年からアマゾンプライムなどで映画を観るようになったのですが“映画ってとってもいい”と、改めてその素晴らしさを感じてます。

目の前で繰り広げられる映像の中では、知らなかったことを知ること以外にも、友情、憎悪、愛情、信頼、裏切りという感情など、学校の勉強では教えてくれない“人生で大切なこと”をたくさん教えてくれます。

映画を通してLGBTQ+を知り、自分の世界を広げていくってめっちゃいいと思うんです。僕も自分らしく生きていきたい!だからこそ、自分とは違う生き方で自分らしく生きていく人のことをもっと知り、違いを認め合って本当の意味での【誰もが自分らしく生きられる世界】という理想に、モノづくりの力で、現実世界を1cmでも1mmでも近づけていきたいです」と胸のうちを明かした。

特設サイトでは「テアトル虹」というタイトルで、月に1〜2作品、オススメのLGBT映画もご紹介。財布に浮かび上がるタイトルのサブテキストとして読むのもいいかもしれません。

なお、7月4日(日)まで新宿ルミネNEWoMan新宿駅エキナカスペースにて、ポップアップショップも開催! 小さいふ。「Pride Movie」LGBTQ+財布も販売しているので、気になる方はぜひ。もちろんオンラインサイトからでもご購入可能。

◆小さいふ。/Pride Movie
https://quatrogats.com/?mode=grp&gid=2598207
◆テアトル虹/今改めてオススメしたいLGBTQ+映画
https://quatrogats.com/?tid=20&mode=f174

素材提供/クアトロガッツ
記事制作/newTOKYO

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