TENGAが障がい者の就労を支援する事業所をオープン!ドッグカフェ併設「able! FACTORY」で伝えたいのは、“できる喜び”。

「性を表通りに」というヴィジョンのもと、LGBTQ支援を目的としたレインボーカップや障がい者向けのTENGA用カフ(自助具)の制作・提供などを通して、マイノリティが直面する課題解決にも向き合い続けている株式会社TENGA。

そんなTENGAが手がける新しい試みとして「able! project」がスタートする。精神障がいや発達障がい、指定難病を含め、一般企業への就業が難しい方を対象とした、就労と自立を応援する本プロジェクトの概要、そして今月16日に行われた記者会見では社長の松本光一さんがその思いを語った。

ーー「できるの喜び、みんなのものに」。障がいのある方にも働く充実感と満足感を提供したい

「able! project」の拠点となるのは、今回のプロジェクトを受けて埼玉県・川越市に4月下旬にオープンする予定の「able! FACTORY」及び、併設されるドッグカフェ「able! cafe」。

able! FACTORYでは、TENGAオリジナルバキュームカップに障がいを持つアーティスト・山野将志さんの作品『ベールの朝』を限定デザインとして施した「able!カップ」の制作をはじめ、自社アパレルアイテムへのシルクスクリーンによるプリント作業以外にも、MIcrosoft製PCとタブレットの修理作業・販売、またable! FACTORYのECサイト運営に伴う商品の発送手配など、自社製品に関連した作業を通して障がいを持つ方たちの就労と自立を支援する。

なお、売上の一部は障がい者支援に役立てていくとのことだ。

併設されたable! cafeでも簡単な調理や接客業務を障がいを受け持つ方が担い、スタッフだけでなく地域に住まう人たちが参加できるイベントやワークショップを通じて「できる喜び」を共有する場所を目指す。月額工賃は就労継続支援B型事業所の全国平均より、およそ3.3倍高い¥50,000(1日5時間、月20日間作業した場合)。

16日に行われた記者会見で株式会社TENGAの松本社長は「17年間ものづくりを軸としながら様々な支援プロジェクトを行っていく中、障がいを持つ方々の就労実態を知った。僕がそうであったように、障がい者の方にも技術を習得する喜び、人の役に立っているという喜びをable! FACTORYを通して実感してほしい」と話した。

株式会社TENGAの新たな試みを受け入れた一人でもある、川越市議会議員の海沼ひでゆきさんは「TENGAが福祉事業や社会貢献事業に動き出したことは驚きだったがとても素晴らしい試み。地域住民の反対もなく、むしろ歓迎している」とコメントを寄せている。

なおTシャツのシルクスクリーンプリントは、個人での発注も1枚から相談可能。この機会に、ぜひ活用していただきたい。

■able! FACTORY(4月上旬オープン予定)
住所:埼玉県川越市かし野台2-14-1
利用時間:10:00〜16:00 ※平日のみの営業
https://able-project.com

素材提供/株式会社TENGA
記事制作/newTOKYO