12月1日の『世界エイズデー』は、世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消を目的とし、1988年に世界保健機関により定められました。国内でもエイズに関する正しい知識の啓発活動が展開され、様々なイベントが実施されます。
『TOKYO AIDS WEEKS』では世界エイズデーの前後にあたる11月15日(日)~12月15日(火)にNGOなどと連携しながら、勉強会や展覧会、映画の上映、クラブイベントなど多岐に渡る情報発信が行われます。人によっては相談しづらかったPrEPの服用や老後問題についてまでと、幅広く対応したコンテンツが満載です。また、今年はオンラインでのイベントが数多く、自宅にいながら知識を高めることができるのも最大のポイントと言えるでしょう。
厚生労働省のエイズ動向委員会の集計によると、全国の保健所などで実施された今年4月~6月のHIV検査数は前年の1/4と大きく下回りました。新型コロナウイルスの感染拡大により各地の保健所が検査を休止したこと、外出自粛により検査を受ける人が減ったことなどが影響していると見られています。この影響は現在も続いており、エイズ発症後にHIV感染が分かる「いきなりエイズ」になるリスクも高まる傾向にあります。
『TOKYO AIDS WEEKS』でHIV/エイズに関する最新の知識やリアルな声に触れてみてください。知らなかっただけで、実はこんなにも多くのHIV/エイズに関する治療・研究が進んでいることが体感できるはずです。ぜひ、この機会に自身の抱いているイメージを最新のものにアップデートしましょう!
■ TOKYO AIDS WEEKS 2020
2020年11月15日(日)~12月15日(火)
※各イベントの詳細・参加方法などは公式サイトよりご確認ください
https://aidsweeks.tokyo/events
記事制作/newTOKYO