ユースからユースに向けて。トビタテ!留学JAPAN & プライドハウス東京の有志による、LGBTQ+コミック・エッセイ制作の新企画がスタート!

文部科学省が展開する留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の派遣留学生有志と「プライドハウス東京」による協働プロジェクト『「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生有志 &「プライドハウス東京」:東京2020のレガシーとして、ユースからユースに届ける、LGBTQ+についてのコミックエッセイを出版したい!』が、12月1日からスタート。

キックオフ記者会見では今回プロジェクトに携わる派遣留学生の有志メンバーから、本プロジェクトに対する真摯な思いが述べられた。

本プロジェクトに参加するメンバーは自身がLGBTQ+当事者、あるいはLGBTQ+に関連するテーマでの留学経験者などLGBTQ+に関心の強い人ばかり。留学を通して価値観が広がったと同時に、日本で当事者として生きることが辛い、自分が当事者であることを受け止めきれないなど様々な辛さや困難が目の前に立ちはだかったと感じることも多かったそう。

そういった中「もし、LGBTQ+に関するレガシーを残すのなら、自分たちと同じように悩んでいるユースに向けてレガシーを残したい」という想いと共鳴したことが、本プロジェクト立ち上げの経緯となった。

マンガという伝え方を選択したことについては、「より多くのユースとユース周辺の大人たちに読んで欲しい」という願いが込められてるそうで、漫画家・野原くろが架空の高校「トビタテ高校」を舞台に、LGBTQ+当事者は身近に存在していること、そしてLGBTQ+当事者であっても色々な想いを持つ人がいるというメッセージを、有志メンバーらが留学や実生活を通して感じたことや体験したエピソードをベースとして描く。

教育現場では授業で教えたくても、指導者がいない、教科書が無いなどの理由で、全ての学校においてLGBTQ+のトピックを扱っている訳ではないのが現状だ。この本が全国の学校や図書館の書架に並ぶことで、LGBTQ+当事者のユースや、そうかもしれないと感じているユースが自己肯定感や希望を持つきっかけになること、またユースの周辺の人達へ正しい知識・手助けとなる情報を届けることで、最終的に全ての読者が包括的に『多様性』について考えるきっかけになればと話した。

※本プロジェクトのクラウドファンディング期間は2022年2月28日(月)まで、発行は春以降を予定しているとのことなので、興味の向いた方はぜひチェックしてみてほしい。

◆「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生有志 &「プライドハウス東京」:東京2020のレガシーとして、ユースからユースに届ける、LGBTQ+についてのコミックエッセイを出版したい!
Twitter@ryugakujapan
Twitter@PrideHouseTokyo


記事制作/newTOKYO