懐かしさを感じる田舎町を舞台に、都会で挫折した主人公が出会った心優しい青年。互いに惹かれあい唇を重ねたとき、ふたりの運命は大きく変わっていく…。愛おしさと安らぎに包まれるボーイズラブの究極系作品が9月4日(金)より劇場公開。
都会に出たものの人間関係に悩んで帰郷した光臣(古川雄輝)は、予想していなかった父親の厳しい態度にショックを受ける。ゆっくりと時間が流れ、いつまでも変わらない田舎町だったが、一度逃げ出した町には自分が望む居場所はなかった。打ち明けられない孤独を抱えた光臣は、近所の農園の養子・大和(竜星涼)と出会い、その優しさに癒されていく…。
四方を山に囲まれた自然あふれる田舎町を舞台に、繊細に描かれる恋の芽生え、建前と本音が入り交ざった人間関係。人を愛することの大切さ、本当の優しさとは何なのかを考えさせられる今作は、当事者が観ても共感できるリアルさが魅力のひとつ。
また、ロケが行われた長野県千曲市・上田市の、どこか懐かしい風景と街並みは観るものにノスタルジックな感動を与えてくれる。
●古川雄輝/狐塚光臣役コメント
監督にはデビュー当時からお世話になっており、今回、監督の初の長編映画で主演を務めさせて頂き非常に光栄です。デビュー時からの恩返しをしたいという強い思いを持って作品に挑みました。長野の田舎町で泊まり込み、大自然の中でスタッフとキャストが一丸となって作り上げた作品を是非劇場でご覧ください。
●竜星涼/熊井大和役コメント
まだこれが恋なのかさえも、きっとどなたにでもある異性への感情が同性にも起こり得るその過程を丁寧に描いた新しい作品になっています。自分に足りないものを 2 人で補いながら新しいステップへと進む姿はとても美しく、逞しく見えるはずです。是非新しい愛のかたちを映画館でお確かめください。
●井上竜太/監督コメント
誰もが、日々の生活の中で、悲しみや孤独を感じ、押し潰れそうになることがあると思う。そんな時、寄り添ってくれる人がいることで、どんなに救われることか。そして勇気をもらえることか。疲れた心を優しく包む映画を目指して作りました。この映画が皆さんの心の癒しになれれば幸いです。
恋を多く経験して優しさを忘れてしまった都会暮らしのゲイも、かつて経験した初恋や、忘れられない大恋愛のときめきがきっと甦っちゃいます。自分を重ねるにはイケメンすぎるけれど(笑)、古川雄輝、竜星涼、佐野岳らが繰り広げるハートウォーミングラブストーリーを、ぜひ、劇場でお楽しみください。
■ 映画:リスタートはただいまのあとで
2020年9月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開
原作:ココミ「リスタートはただいまのあとで」(プランタン出版 刊)/監督:井上竜太/脚本:佐藤久美子/企画:ホリプロ/制作プロダクション:キャンター、ホリプロ/宣伝:とこしえ/配給:キャンター/製作:映画「リスタートはただいまのあとで」製作委員会/CAST:古川雄輝、竜星涼、村川絵梨、佐野岳ほか
■ 公式サイト
■ Twitter@restart_movie
ストーリー/職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣(古川雄輝)は、近所で農園を営んでいる熊井のじいちゃんの養子・大和(竜星涼)と出会う。大和のことを「馴れ馴れしくてウザい奴」と思っていた光臣だが、父親に実家の家具店を継ぐ事を拒絶され、農園の手伝いをはじめると、大和と過ごす時間が増えていく。ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和。次第に、自分の弱さも受け入れてくれる大切な存在に変わっていく。ある夜、酔いつぶれた二人だったが、目が覚めた光臣は寝ている大和に思わずキスをしてしまい…抱いている感情にハッとする。大和の高校の同級生で親友の上田(佐野岳)から、「アイツには秘密がある」と耳打ちされたことを思い出した光臣の前に、親しげに大和と話す年上の女性が現れて…。光臣は大和へ想いを伝えることはできるのか?そして、親との確執を乗り越えて、自分の夢と向き合う事ができるのか?
©️2020 映画「リスタートはただいまのあとで」製作委員会
記事制作/みさおはるき(newTOKYO)