写真家・眞伯晃さんによる写真展が、2021年2月9日(火)~14日(日)に沖縄県の那覇市民ギャラリーにて開催。
「逞しく美しく生きる男たちへの讃歌」をテーマとして、乾いた大地、信仰の町、都会の片隅、太平洋の島々、伝統的格闘技・ヤールギュレシ(オイルレスリング)など、旅先で出会った男たちの肉体と精神の躍動を捉えた写真群を展示。
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今回の写真展に関して、眞伯さんは、
「男のふとした表情や仕草にたまらなく惹かれる時があります。それは笑顔だったり真剣な眼差しだったり無防備な姿だったり。旅の途中、そんな場面に出くわす度にシャッターを切りました。彼らの逞しさ、美しさをほんの少し分けてもらったような気持ちになりながら。今となれば、マスクの必要なかった時代こその旅の楽しみでした」とコメント。
さらに、コロナ禍の今、撮り溜めたまま眠らせていた写真を見返し、それらが眞伯さんにとってどれほど貴重な体験だったか身に染みて感じさせ、「彼らが見せてくれた一瞬の輝き、肉体と精神の躍動を多くの方と共有したい」という思いから、今回、写真展という形で作品を世に出すことにしたそうだ。
様々な国で撮影した美しい男たちの中でも、ハイライトとなる作品は、トルコの伝統的格闘技・ヤールギュレシ(日本の相撲に似た歴史ある競技)の全国大会を収めた写真群。屈強な男たちが全身にオリーブオイルを塗りたくり炎天下で真剣勝負する、緊迫感溢れる様子がうかがえる。
会場に沖縄県・那覇市を選んだ理由については、「コロナで中断した写真活動を沖縄で再開したい気持ちからです。美しい島を舞台に作品を撮りたい、その決意表明として沖縄での開催にこだわりました。お越しいただいた方が一枚でも気になる作品と出会い、(私がそうだったように)生きる活力や癒やしなどを感じていただけたら幸甚です」と、熱い思いを教えてくれた。
■ 男を巡る冒険/眞伯晃写真展
会期:2021年2月9日(火)~14日(日)10:00〜19:00 ※最終日は17:00まで
場所:那覇市民ギャラリー(沖縄県那覇市久茂地1-1-1 パレットくもじ6F)
料金:入場無料
https://akiramasaki.com/
記事制作/newTOKYO