原宿・明治通り沿いにあるシェアオフィス”WeWork Iceberg”にて、プライド月間を祝う取り組みとして『snails×moriuo 2021 Pride Month Special Exhibition』が7月2日(金)まで開催中。
今回は展示の様子を交えながら、WeWork Japan合同会社の浅田 ヴィアナ マリアナさんと、ライフスタイルブランド「snails_project」の安達功さん、イラストレーターのmoriuoさんにお話を伺いました。
上画像左から/安達功さん、moriuoさん、浅田 ヴィアナ マリアナさん
LGBTQとの接点がなかった方たちの知識やイメージも、アートを通じてアップデート♡
ーー今回、snails_projectさんとmoriuoさんの作品を展示することになった経緯を教えてください。
マリアナさん:元々、”WeWork Iceberg”のメンバー(利用者)でもあった、安達さんに今年のプライド月間の展示についてお話したところ、moriuoさんにもお声がけいただけるという流れになり、コラボ展示会を開催することになりました。
その時、丁度LGBTQをテーマとしたイラストレーターさんをリサーチしていたのですが、彼のイラストは私がイメージしていたイラストタッチそのもので本当に驚きました。
そしてストレートカップルと何ら変わりのないゲイカップルの日常を切り取った作品は、このイベントを通して伝えたかった「愛は愛」というメッセージを、美しく表現してくれると確信しました。
安達さん:アートとして、且つLGBTQに関する情報と接点がない人にも親しみながら LGBTQについて知ってもらうにはmoriuoさんのイラストが性別や場所を問わず、興味を惹かれるのではないかなと思って。
原宿という、いろいろな人が行き交う街でこのようなイベントを催すことができて嬉しいです。
moriuoさん:LGBTQをテーマとしたイベントは当事者コミュニティ内で開催されることが多い中、ここ数年、コミュニティ外でも何かできればという気持ちを抱きながら活動していたこともあったので、今回のお話はとてもありがたいものでした。
WeWorkに在籍されているスタッフの方はもちろん、入居されている企業の方々、そしてコワーキングスペースとして利用されている利用者、そして明治通り沿いを歩く歩行者など、普段の環境よりも当事者が少ない展示会ではあるものの、準備段階から興味を示して見て下さる方もいて嬉しかったです。
ーー実際に展示会をご覧になった方々の反応はいかがですか?
マリアナさん:LGBTQについて、これまであまり触れる機会がなかった方たちが、自らコミュニテイチームへ質問をする姿や、レインボーマスクを着用してくれたりする姿を見ると、私たちのメッセージがしっかり伝わっているのだなと感じました。
“WeWork Iceberg”という、様々な業種や企業がご入居いただいているシェアオフィスという場所で、LGBTQという一つのテーマに興味をお持ちいただいたことが、今後一人ひとりの人生の経験の中で良い影響を与えてくれると信じています。
◆snails×moriuo 2021 Pride Month Special Special Exhibition
場所/WeWork Iceberg 1F(東京都渋谷区神宮前6-12-18)
期間/2021年6月21日(月)~7月2日(金)10:00~17:00
入場料:無料
※WeWorkメンバー以外の方は事前予約制。
https://snailsxmoriuo-2021weworkpride.peatix.com/view
◆WeWork
シェアオフィスやコワーキングスペースといったフレキシブルオフィスの運営を行う、WeWork Japan合同会社が2018年に明治神宮前にオープンした国内拠点の一つ。企業全体としては、LGBTQ当事者やアライを中心に構成された“Pride of WeWork”というチームが、社内向けにエデュケーションイベントを企画・運営するなど積極的にダイバーシティ&インクルージョンを推進。
https://weworkjpn.com/news/news24/
取材・撮影/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO