都心のゲイってどんな価値観で、どんな生活を送っているの? 地方出身者のゲイであれば、一度は疑問に思ったことがあるはず。Twitterやアプリなどで分かることもあるけれど…実際に話を聞いた方が見えてくるものがありそう。ということで、シティライフを送るアラサーゲイ5人を召集!
自身の恋愛だったり、価値観だったり、ライフスタイルだったり……5人のゲイライフを覗き、トーキョーゲイライフをエンジョイする上での考え方や生き方の参考にしてみよう。
Q1.ゲイコミュニティ用のSNSアカウントは、何歳のときから始めた?
としき:Twitterは17歳からやりはじめたかな。当時から現在まで顔出ししてるけど、自分がゲイだと言うことを知らない友人にバレてしまったとしても、その時はその時って感じ。インスタはもう少し限定されたコミュニティで、リアルタイムに起きてることを伝えたいときはストーリーズをよく使ってる。
りゅうたろう:僕もとしきくんと同じぐらいで、18歳でTwitterのアカウントを作った。でも、一回怖いことがあって。自宅駐車場に止めてた車の写真を投稿したら「これ、りゅうたろうさんの車ですよね?」って、写真付きDMがきたことがある。家の近くで撮影したものは、気をつけて扱うという初歩的なことを学びました(笑)。
Q2.交際中はSNSやマッチングアプリ、二丁目での出会いは控えてほしい?
ずん:NOかなぁ。付き合っているという理由で恋人に何かを強いられるのは嫌だから、相手にも求めないようにしてる。前に付き合っていた人から似たようなことを強いられたけど、結局すぐに別れたし…(笑)。お互いが我慢するようなことは出会いに限らず、させない、しないほうがいい。
ゆうや:マッチングアプリも出会いが全てじゃなくて、位置情報の共有機能でたまたま近くに表示された友達と合流してご飯に行くっていう使い方もするし…。本音を言えばやめて欲しい気持ちはあるけれど、付き合っている人が交友関係と交際関係に一線を引いてくれる人だと信じたいので、万が一が起きなければOK。
Q3.友達から恋人になったケースとかはある?
としき:ほぼほぼ、NO。友達として仲良くなりたい人、恋人としての関係を築きたいと思う人では会うと決まったと時点で温度感が違うというか。やりとりをしているうち、お互い手探りになる感じがしない? もしも、相手から恋愛対象として見られたとしても、気持ちはシフトしていくことはないかな。
ゆうや:僕もNO。しかくんが言ってたように友達の友達、みたいなところから知り合うのが割と理想的だったりする(笑)。ワンナイトから恋人になるって言うパターンはあると思うけど、個人的には初っ端から営んじゃうと恋愛対象としては見れなくなる。
Q4.20歳前後のときと比べて、恋愛の仕方は変わった?
しか:20代前半の時は恋愛に対してとりあえず付き合ってみようかっていうのが多々あったけれど、今は会うことすら慎重になってきた感じがしてる。エッチなリアルをする頻度も少なくなった……?って言うことにしとこう(笑)。
ゆうや:仕事やプライベートに対する価値観が大きく変わったので、恋愛への時間の費やし方であったり、相手に求めること・接し方も変わったな。
りゅうたろう:相手に求めるもので言えば、自分よりも努力している大人な人に惹かれることが多くなった。欲を言うと筋肉質だったら最強だけど、そうなるとレベルが高すぎてアクションを起こせない。理想の相手と付き合うのって相当難しい…。
Q5.100を最大値にして、ゲイライフはどれぐらい楽しめてる?
ずん:特に不満を感じることなく過ごせてるから100で(笑)。休日に車好きの友人と出掛けたり、集まったりすると楽しみがある今に満足してる。東京近郊に住んではいるものの、東京の街中で遊ぶことは少ない。
しか:基本的に楽しいから、90ぐらい? あっという間に28歳になっちゃったから、極端に言えばこの先ずっと付き合っていける彼氏ができれば100に近づくかな。
今回のシティライフを送るアラサーゲイ男子企画『トーキョーライフリサーチ』は、newTOKYOの公式YouTubeチャンネルでも同時公開中。
ゲイライフにまつわる全10問の質問に対して、アラサー男子5人がどのような回答をしているのか、記事では取り上げていない内容も盛りだくさん。前編では「彼氏がマッチングアプリをしてるのは、アリ?」を中心に、後編では「信頼できるゲイ友って、何人いる?」を中心にお届け。自身の価値観と照らし合わせて動画を見てみると面白いかも。ぜひ併せてチェックしてみて!
■トーキョーライフリサーチ
モデル/しか・としき・ずん・ゆうや・りゅうたろう
写真/新井雄大 取材・編集/芳賀たかし
動画編集/BEBI
記事制作/newTOKYO