【全国公開中】もしも、卵形ポッドで妊娠・出産できたら? ラブコメSF映画「ポッド・ジェネレーション」が描く、妙に現実味を感じる“新時代の育児“。

ミニシアターファン界隈で話題となっている『ポッド・ジェネレーション』。舞台はAIが発達した近未来のニューヨーク。ハイテク企業に勤めるレイチェルは、持ち運び可能な卵型のポッドで赤ちゃんを育てられる最新テクノロジーに心惹かれる。一方、自然界の多様性を守ろうと日々奮闘している植物学者でパートナーのアルヴィーは、自然な妊娠を望んでいたが、2人の合意の上で“ポッド妊娠”を選択することに。

出産までの10ヶ月間、“新時代の育児”とどう向き合っていくのかを、優しく時にコミカルに描く。

ーー“ポッド妊娠”という新たな命の授かり方に我が子を委ねた2人に待ち受ける未来とは。

テック系大企業のペガサス社は妊娠の負担を分散すべく、持ち運び可能な卵型の“ポッド”を使った気軽な妊娠を提案する。
新進気鋭ハイテク企業の重役として勤務するレイチェルは、その新しい妊娠方法に心惹かれ、子宮センターの予約をする。一方で自然界の多様性を守ろうと日々奮闘している植物学者のパートナー、アルヴィーは自然な妊娠を望む。

対立した考えを持つ二人は、“ポッド妊娠中”のレイチェルの上司アリスに相談したり、レイチェルの“AIセラピスト”を尋ねたりし、対話を重ねる。そんな中、アルヴィーはレイチェルへの愛に突き動かされ一歩踏み出す覚悟を決めた。
こうしてレイチェルとアルヴィーは出産までの10ヶ月間、“ポッド”で赤ちゃんを育てることを選択。果たして、彼らにはどのような“新しい未来”が待ち受けているのかーー。

主演は、世界的人気なドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』でエミー賞4度ノミネート経験のあるエミリア・クラーク。本作で製作総指揮としても参加しているクラークは、“女性の自由の可能性”と“母性の葛藤”を、レイチェルという人物を通して見事に体現した。
共演は、『それでも夜は明ける』(14)でアカデミー賞®️主演男優賞にノミネートしたキウェテル・イジョフォー。AI社会と自然界の間で揺れ動くアルヴィーを通して、私たちに新たな気づきを与えてくれる。

監督は、本作が長編3作目となるソフィー・バーセス。本作で「商品化に最もそぐわないものをテーマに据えようと考えた」というバーセスは、洗練されたビジュアルと遊び心、そして哲学的な感性を持って、私たちの“新しい未来”に切り込んだ。“ポッド妊娠”を選択したカップルのたどり着く先はーー。

■ポッド・ジェネレーション 全国公開中
https://pod-generation.jp/

監督:ソフィー・バーセス/主演・製作総指揮:エミリア・クラーク/出演:キウェテル・イジョフォー/111分/ベルギー、フランス、イギリス合作/シネマスコープ/2022年/英語/カラー/原題The Pod Generation/字幕翻訳:安本熙生/G/提供:AMGエンタテインメント、パルコ/配給:パルコ/宣伝:スキップ/© 2023 YZE – SCOPE PICTURES – POD GENERATION

記事制作/newTOKYO

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