【イマドキ男子企画】モトカレモノローグ ~アイテムから振り返る過去の恋愛~ #Ryu太郎「一度きりの夏」

恋愛には想いが詰まった「モノ」がつきもの。喧嘩別れでも、前向きな別れでも、彼からもらったモノに罪はない。それを迷いなく捨てるもの人もいれば、何となくとっておく人、大切にしている人もいる。この企画は、幸いにもまだ元恋人からのプレゼントを手元に残している人へのインタビューを通して、彼らの甘酸っぱい記憶に触れさせてもらいピュアな気持ちを取り戻すプチタイムトラベルへ出ることが目的。

今回はキリッとした顔立ちとスマートなスタイルが印象的なRyu太郎君の過去の恋愛にフォーカス。彼との思い出を淡く纏った思い出のアイテムを2つ教えてもらった。

* * * * *

◆◇◆彼との思いの出の場所として選んだのは「片瀬江ノ島」

海は今まで付き合ってきた人たちとの思い出を振り返る上で、欠かせない特別な場所。その中でも片瀬江ノ島周辺は、最近まで付き合っていた彼とよく訪れていました。僕は奄美大島出身、彼は沖縄出身で2人とも海に慣れ親しんだ環境で育ったので、夏はもっぱら海デートばかり。好きなプレイリストをかけながら僕が運転する車でドライブするのが定番でした。昼は海辺のカフェでゆっくり、天気が良ければ泳いだりもしてましたね。夜は賑やかな昼とは一転して静かな時間が流れるので、波の音だけが静かに響く浜辺を歩きながらお互いの話をすることも。

最初の出会いは、僕がたまたま訪れたバー。彼が店子として働いていたのですがなんとなく気になり始めて、ツイッターでアカウントを探してフォローしたのが始まりでした。それからちょくちょく相手のツイートにリプライをして、数ヶ月後にはラインをゲット(笑)。2018年9月12日、彼のお家で寝る前にプロポーズされて交際がスタート。

彼はとにかくサービス精神旺盛で感情が豊か。特別な日はサプライズで僕を喜ばせようと入念に準備をしてくれる、愛情深い人でした。日焼けした小麦肌にツーブロックががっつり入ったヘアスタイル、首には大きなタトゥーと僕の理想のタイプとはかけ離れたワイルド系。自分でも彼を好きになったことには驚きましたが、よくよく考えるとそういった容姿からは想像がつかないほどの優しさに惹かれたのかも。ギャップにやられました。

一番の思い出は海へ行ったことではなく、意外にも山梨県の山中へドライブをしに行ったこと。確か、春だった気がします。とにかく海ばっかり行っていたので、たまには静かな山に行こうと。運転は決まって僕、ドライブが好きなのも理由としてはあるんですが、まだ納車したばかりの車だったので彼に運転させるのは怖かったんですよね(笑)。道中もとっても楽しくて、仕事の話や交友関係まで色々話しました。たまたま行くことになった、樹海が一望できる展望台からの景色は本当に綺麗で今でも鮮明に覚えています。

* * * * *

◆◇◆最愛だった、彼とのモノローグ は「夏になったら履いてと言われたNIKEのスニーカー」と「1周年記念日で買ったGUCCIのペアネックレス」

付き合ってから初めて2人で過ごしたクリスマスにプレゼントされた、サックスブルーのロゴが爽やかなスニーカー。NIKEは僕が大好きなブランドの一つでもあるので貰った時はめちゃめちゃ嬉しかったけど、その時に「夏が来るまで履いちゃダメ」と言われたのでおろしたのはその半年後ぐらい(笑)。すぐにでも履きたい気持ちはありましたが、初めて履く時はハーフパンツに合わせて欲しかったみたいで我慢しました。次の年の夏、それを履いて2人で海へ行った時はびっくりするぐらい彼に写真を撮られました。

ただ、この靴に足を通したのはそれっきり、はっきりとした理由はないけど、なんとなく履く気になれないというか。自分の気持ちに整理がつくまではとりあえずはシューズボックスに置いておこうかなと思い、今でも手元に残してあります。

10代の時に初めて彼氏ができてから最後の彼と出会うまで、おそろいというかペアのアイテムを持ったことがなくて密かに憧れていたんです。

そこで1周年記念として思いついたのがペアのネックレス。一つは自分用に買い、もう一つ同じものを彼に手渡しました。とっても気に入ってくれたのか、会う時はもちろん仕事の時もいつも肌身離さずつけていてくれていましたね。これも今では大切なモノローグになっています。

* * * * *

◆◇◆「彼が他の男と関係を持ったことを知って…。よりを戻すか迷ったけど信頼することができなくなり縁を切りました」

幸せな毎日から一転、別々の道を歩くことになったのは、幸か不幸か出会いのきっかけにもなった ツイッターでの出来事。とある男の「近所に住んでいる彼氏持ちの男と関係を持った」といったツイートを不審に思った知り合いが連絡をくれたんです。「この人、お前の家の近所に住んでいるし、お前のところじゃないよね?」と。 

彼に聞くと、その男の浮気相手はやっぱり彼でした。それも一回だけじゃなく、数回会っていたとのこと。とても信頼していただけに、それを知った時は一気に信頼することができなくなったし、めちゃめちゃショック。よりを戻したいと突然家に来ることもあったし何回も謝られたけど、数ヶ月悩んだ上で、改めて関係を築くのは難しいだろうなと去年の10月にこの恋を僕から終わらせました。  

元彼に言いたいこと…と言われると難しいけど、今後もし別の人と付き合ったとしたら浮気は絶対にして欲しくない。それと世間は案外狭いよってことぐらいですね(笑)。 

別れてから4ヶ月ちょっと経った今、正直「いいな~」と思っている人はいます。ただその人が僕のことをどう思っているかも分からないし、僕も完全に好きと言える感情には至っていないので、とりあえ ず一緒に出かけてみたいですね。日曜日の朝から映画を見ながらお酒を飲む、そんなまったりとした時間を共に過ごせる人と出会えたら言うことはないですね。

* * * * *

プロフィール
名前:Ryu太郎/年齢:25歳/誕生日:2月11日/職業:デザイナー/身長:172cm/体重:56kg/出身地:鹿児島県/趣味:アクアリウム/好きなタイプ:努力家のマッチョ/ポジション:ウケ寄りリバ/今まで付き合った人数:5人/今、気になっている人:いる/最近、胸キュンしたこと:「寒いだろ?」と言われて、上着をかけてもらった時

Instagram@ryutaro_gram

記事作成/芳賀たかし(newTOKYO)
撮影/新井雄大 

“特別な存在”ではなく“当たり前な存在”セガサミーグループ流LGBTsへの歩み寄り方

近年、日本でもLGBTsフレンドリーを掲げる企業が増えてく中、社長自ら率先してダイバーシティに取り組んでいるのが、「セガサミーグループ」。ソニックやエイリやんでお馴染みのパチスロ・パチンコ&ゲームメーカーで総従業員数は8000人以上。 そんな大企業を率いるセガサミーホールディングス里見治紀社長が、自らが旗振り役となりLGBTsの取り組みを推進していくきっかけとなったのが、アメリカ・サンフランシスコ… もっと読む »

続きを読む >