ゲイ3年生で新宿二丁目最強のバルクへ。自分の時間を最大限に、芳賀セブンが選んだYouTuberとしての道!

マッチョでゲイで、パワーリフティングに関して言えば神奈川県大会を三連覇しちゃうようなちょっと異例なYouTuber、それが芳賀セブンさん。明らかに人より一回り大きい躯体に、二カッと笑顔を浮かべるその姿はどうあがいても目を引く。そんな芳賀セブンさんに、ゲイだと気づいたきっかけ(ついでに筋トレに目覚めたこと)とカミングアウトについて、そしてYouTubeを通して伝えたい思いを伺った。

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――24歳でゲイであると気がつき、それまで男性との経験はもちろんなかった。そんな彼がゲイだと自覚したきっかけとは何だったのでしょうか。

僕がゲイなのかもしれない!って思ったのは2017年の1月でした。先輩に連れられてお姉さんが手ほどきしてくれるお店にいったんですよ。だけど僕は全く萎えてしまっていて、むしろ先輩がどんな顔をしているのか、どんな格好になっているのか…それが知りたくて、暗い店の中をうろうろと詮索していたんです(笑)。そのことを思い返してみて、「あれ僕、男性のことイケるのかも!」って思ったんです。

それで当時、勤めていた会社のチームメンバーの上司にカミングアウトしてみたんです。勤務時間が長くて家族よりも一緒に居る時間が多いような感じだったし、とても仲が良かったので(笑)。そうしたら「それがどうした?もっと俺を驚かしてみろ!」ってすごいあっさりだったんです。僕自身が自分がゲイっていうことに悩みもしていなかったのですが、周りの人だったらもっと驚いてくれるかなって思っていたのでなんだか拍子抜けでしたね(笑)。でも、その時(今でもですが)は、女性と手をつないだりお付き合いをしたり、もちろんセックスなんてしたことがなかったんですよね。なので、男性のことがイケるって分かった時は、とてもしっくりきたんです。
その後、男性とセックスする機会があって、これまで誰かに対して性的にエロいなとか、かわいいなって思ったことがなかったのですが、この時初めてめっちゃそう感じることができました。

ちなみに、筋トレを始めたのは中学生の頃で、腕立て伏せをやりました。ボブ・サップの試合を見たことがきっかけで凄くかっこいいなって憧れたんです。夜中家族が寝静まったのを確認してから、試合の動画を見ながら筋トレしていました。初めてバーベルを持ったのは高校生1年生の頃でしたね。

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――YouTubeを始めるきっかけ。そして、始めたことで変わっていく日常生活。人生の大きな決断をしたことで誕生した「新宿二丁目最強のバルク」

最初は先輩に誘われるがままにYouTubeを遊び半分で始めただけだったんです。だけど、やり始めたらすごく面白くって自分の趣味や筋トレにつながるようなことを動画やいろんなメディアを通して知ってほしいなって本気で思うようになったんです。ただ、それをするためには自分の時間が必要だったんですよね。
YouTubeを始めた当初は、仕事が忙しく、それに加えて筋トレもしたかったので、仕事が終わってから終電までの30分ジムに行って、着替える時間も勿体ないのでそのままの格好でジムを出て電車に乗って、YouTubeのライブをして午前3時くらいに寝落ちして朝を迎える、なんていう無茶な生活をしてたんです。
それで色々やりたいことのために転職をしたのですが…さらに状況は悪化し、時間の融通が利かなくなっていってしまったんです。なので結局、YouTubeに専念するために、仕事を辞めたんです!(笑)

新宿二丁目に通い出したきっかけは、初めて体を重ねた男の子に教えられたゲイバーに行ったことでした。それまでは、あまりゲイの世界に足を踏み入れたことがなくやはり緊張しました。ドア一枚挟んでいるだけなのに、お客さんがたくさんいたらどうしよう、引かれたらどうしようと、いろんな緊張があって中々入れないでいたのですが、いざ思いってきて一歩踏み出すと、頭の中にあった不安を全部取っ払ってくれるくらいとても親切なお店でした。それでゲイバーの楽しさが分かって、今では自分を隠さずさらけ出せる全く別の世界だなった思えて、すっかりハマってしまっています。ちなみにですが、ゲイバーに来て思ったことが「体を鍛えていて良かった」っていうことです。タイプの子に筋肉を褒められたり、触られたり、もう、良いことしかないんです(笑)。

それで、いつだったか新宿二丁目で飲んだ帰り道にふと思いついたんです。僕って「新宿二丁目最強のバルク」だって!!この時から僕のキャッチフレーズになりました。誰がどう読んでも、マッチョでゲイなんだろうなって想像しやすいですよね。あえて強いフレーズを付けることで、それに負けない自分自身、「芳賀セブン」になろうって、決めたんです。

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――自分に正直に生きてきた芳賀セブンさん。自ら行動しゲイの世界を模索する中で、自分とは違う声を知ることになりました。

YouTubeに専念するようになって、徐々に登録者数が増えていきました。もちろん、それに伴って街で声をかけられることが増えたり、コメントや相談をもらうようになったんです。それで、チャンネル内の動画でLGBT相談室っていうのをやったことがあったんです。その時は動画をアップしたのですが、後からすごく考えたんですよね。
例えばカミングアウトのことだったり、自分がゲイであることに悩んでいる人がまだまだ多くいるじゃないですか。僕、そういうので悩んでことがないなって。だから、安易に解決策を答えちゃいけないんじゃないかって。
僕はカミングアウトについては「言いたかったら言えばいい」ってしか思っていないんですよ。実際自分がゲイだって気づいた次の日には、職場でカミングアウトしたし、その年の誕生日には親にもカミングアウトしてたくらいで。だから、ゲイだというセクシュアリティへの悩みについては、相談に乗れる立場ではない、さらに僕自身、ゲイだって気がついてからまだ3年くらいしか経っていないってのもあって、まだまだゲイの世界を知らないんです。

ただ、YouTubeという世界を知ってから言えることは、僕がゲイって公表したことって実は大したことじゃないんだっていうこと。ゲイっていうことは、芳賀セブンのほんの一部なんですよ。僕の個性のひとつだし、僕がバルクなのとおんなじ。マッチョだから、ゲイだからってさげすまれることなんかないんです!(キッパリ)

それよりも今は、まだ男性と付き合ったことがなくて…。なので、いつか同棲できるようなパートナーができたらなとは思っています(笑)。タイプは前髪ジャニ系の女性の人が好きそうなかわいくてきれいな子、僕とは真逆の(笑)。理想は、甘えたなかわいい子で何かあるとすぐにハグしてくるような人が良いなあ。一緒に暮らして、朝はチューで目覚めて、街中では相手が良ければ手を繋いで歩きたい。外でチューをするのは少し恥ずかしいけど、相手がしたいならそれはそれで(笑)。
相手にはジムに行くこともたんぱく質を食べ続ける生活も求めていないから、食事や時間のずれはあるかもしれないけれど、それ以外で家にいるときはできるだけ一緒にいたいな。お風呂に一緒に入って、体を拭きあって。一日の終わりにはしっかり横で寝る。そういう、普通の恋愛がしたいなって思っています(笑)。

――最後にひとこと、
「まだ僕のチャンネル登録してないの?」

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芳賀セブン
新宿二丁目最強のバルクを自称するYouTuber。神奈川県パワーリフティング選手権大会三連覇。セクシュアリティはゲイでゴリゴリのマッチョ。好きなタイプは前髪ジャニ系。

☞ YouTube「芳賀セブンの部屋」
☞ Twitter @ISuperbody
☞ Instagram @hagaseven

取材・撮影/新井雄大 Twitter@you591105

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