毎年、3月31日は国際トランスジェンダー可視化の日。世界中のトランスジェンダーの人たちの存在を祝福するとともに、トランスジェンダーが置かれている差別を可視化するために設けられている。
この日に合わせトランスジェンダーの現状を伝えるイベント『当事者の伝えたいことが「見える日」』が開催され、FTMの浅沼智也さんが監督を務めた映画『I Am here-私たちはともに生きている-』、そして若林佑麻(現:若林佑真)さんが企画・脚本を務めた舞台『イッショガイ』が30日(水)と31日(木)の二日間限定で無料配信での視聴可能に。
ーーI Am Here ー私たちはともに生きているー
作品解説/日本の性別違和を含む多様なトランスジェンダー当事者の、それぞれの想いや日常生活で直面する問題を描いた本作。日本では2004年より性別が変更できるGID特例法が施行されたが、性別変更を望む当事者にとっては「要件が高すぎる」とクリアできない現状にある。目では見えない大きな壁にフォーカスを当てたドキュメンタリー。
■I Am Here ー私たちはともに生きているー
https://iamhere-trans.jp/
ーーイッショウガイ
作品解説/若林佑麻(現:若林佑真)の半生を描いた現代劇。舞台は大阪と東京。時間も場所も違う二つの世界が、物語が進むにつれ交差していく。何が現実で、何が理想で、何が本当で、何が嘘なのか。そして、一つの大きな障害が全てを紡ぐ。
■イッショウガイ(視聴URL)
http://youtu.be/1GDMpExJ3L
ーー浅沼さんは「日本でもトランスジェンダーの人たちに対する偏見や不安を煽る言説がソーシャルメディアを中心に広がっている中で、多くの方々に当事者のリアルを知ってほしくて無料配信を決めました」とコメントを寄せてくれた。
記事制作/newTOKYO