男らしい自分だけのダンスを、またステージで/ジブンヒストリー09/これまでの自分、これからの自分~ #もこ。

ゲイ当事者のもこのカミングアウト

“人生の選択に正解はない”。なんてことをたま~に見聞きするけれど、自分の選択が100%合っている、と胸を張って言える人は…そうそういないはず。ただ、正解・不正解は置いといて、今を楽しんで生きている人ってやっぱり素敵!「ジブンヒストリー」は、そんなエネルギッシュに生きる彼らの日常や歴史にフォーカスして、自分らしく生きるヒントを見つける企画♪

今回はゴーゴーボーイ、ダンサーとして活動しているもこさんのジブンヒストリー。忙しなく過ぎる毎日だけどちょっと立ち止まり、彼の生き方を通して“これまでのジブン”を整理すれば、ワクワクするような“これからのジブン”像に出会えるかも。

ゲイ当事者のもこのインタビュー

――歌とダンスが大好きだったというもこさん。幼い時から既にゴーゴーボーイとしての素質があったようで…。

福岡県・北九州市で生まれた僕は幼い時から音楽が大好きで、親が口ずさむ曲を覚えては幼稚園や小学校で歌っていました。今思えば、幼稚園児がテレサ・テンを歌ってるって中々良いセンスしてますよね。あ、あと、この頃から既に腰を振って踊っていました(笑)。

初恋は小学校5年生になるのかな。気がついたら男の子が好きだったし、その初恋相手がアルバイト先の上司になる、なんてこともありました。思春期の頃は恋愛対象が男である自分の気持ちを必死にごまかしていたけれど、今の自分であればそんなに気にすることなく過ごせていたかもしれません。

ゲイであることを誰かに伝えないといけないとは思っていないので、周囲の人に明言したことはないですが、隠すつもりもないです。一人ひとり好きな生き方で良いと思うし、人を好きになる気持ちも一緒。誰が好きだろうと他の人はあまり関係ないと思います。

ゲイ当事者のインタビュ0ー

――2020年に中止となったイベントの分、今年はたくさんイベントに出られる日が来ますように!

ゴーゴーボーイとしてイベントに出演するようになったのは、イベントのオーガナイザーに声をかけられたことから。当時はあくまでダンサーの一人だったのですが、求めてくれる人がいるならやってみようと思い、トライすることにしました。

イベントでは、とにかく男らしさ全開で踊ることを大切にしています。身体のしなやかさを活かしたダンスで魅せる方たちが多いので、それぞれのダンサーに良さがあるということを知って欲しくて。踊っていること自体楽しいことなのですが、イベントに足を運んでくださった方の表情がパッと明るくなる瞬間を目の当たりにすると嬉しくなります!

2021年は2020年に開催されることがなかったイベントの分、日本全国で踊りたいと思ってます! その日が来るまでに、ステージに立たせていただいている感謝の気持ちを忘れずに、もっと身体づくりやダンスの練習に力を入れていきたいです。また、皆さんにステージで会える日が来るのを楽しみにしています、待っとるけん!

■ プロフィール
名前:もこ。/年齢:34歳/誕生日:26日/職業:ダンサー/身長:174cm/体重:80kg/出身地:福岡県/最近ハマっていること:塩気のあるものと甘いものを交互に食べること/好きな食べ物:肉/好きな場所:クラブ/一度は訪れたい場所:星空の見える草原
■ Twitter@mocomoco_origin
■ Instagram@mocomoco_wine

企画・取材・撮影/天野ヒカリ
編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO