男性と性行為を行うゲイ・バイセクシュアル男性(含むトランスジェンダー)を対象にしたウェブアンケート調査「LASH調査」が2023年1月4日(水)まで実施中。本調査では、ゲイ・バイセクシュアル男性の普段の行動や性生活などの様子をうかがい、今後の支援施策に役立てるために行われている。
アンケートは全76の問いに選択肢の中から主に「はい」か「いいえ」で答えていくシンプルなもの。過去の恋愛経験や友達関係、セーファーセックスに対する意識、薬やアルコール問題など、幅広い質問が並ぶ。
実際に一つひとつ回答していくと、過去6ヶ月間の経験人数は何人だったかな?初めてのゲイ友は誰だったかな?など、自分自身のライフスタイルが振り返られるきっかけになっている。
なお今回の調査は、6年ぶり2回目。2016年に行われたLASH調査では、10544人の協力から有効回答6921人分を分析対象とした研究が行われ、当時の回答者が抱えていたゲイとして生きることへの不安などが垣間見れた。また子ども時代の体験が意外とHIV感染や薬物使用に影響しているという調査結果にもつながった。
公式サイトで公開されている調査結果冊子「意外と知らない僕らのリアルなセックスライフ〜LASH調査報告書」(2018年公開)を見てみると、自分では当たり前だと思っていたことが、意外と他の人には驚きの内容であったり、他の人がどんなセックスをしているのか、またどんな生活をしているのか考察することができ、自分自身の今後のゲイライフに役立てることができる。
今回のアンケート調査は、全76問。回答時間は約20〜30分程度。回答したくない質問があれば、回答する必要はないとのこと。またアンケートは匿名式なので、回答者を特定するような項目もなく、率直に思った通りに安心して答えることができる。
LASH調査では、現在の状況をそのままに明らかにすることで、今後のゲイ・バイセクシュアル男性の支援施策に役立たれる。移動中の電車の中、寝る前の時間、カフェでのくつろぎタイムなど……ぜひちょっとした時間をよりよい未来のために当ててみてはいかがだろうか。回答するときっと、自分の振り返るになるから。
■第2回LASH(Love and Sexual Health)調査
アンケート期間|2023年1月4日(水)まで
https://lash.online/news/644/
モデル協力/いせ・ゆうや・たくみ
撮影/新井雄大
記事制作/newTOKYO