国内外の賞レースで高い評価を得た韓国発の映画「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」が6月13日（金）から全国ロードショーとなる。
自由奔放なジェヒとゲイであることを周囲に隠す繊細なフンスの友情を通して、「ありのままの君でいい」と認めてくれる人が傍にいれば、どんな困難も輝きに変えられると伝えてくれる最高のエールムービーに仕上がった。
ーー“普通に馴染めない”ふたりが見つけた、最強の関係
爆風のごとく、さっそうと現れた彼女の名は、ジェヒ(キム・ゴウン)。好きになったら一直線、恋に真っ直ぐに生きるジェヒは、大学でもいつも噂が尽きない。一方、同じクラスで、できるだけ目立たないようにしているのが、フンス(ノ・サンヒョン)。ゲイであることを周囲に隠している彼は、誰にも心を開かず孤独と向き合う日々を送っていた。
ある夜、フンスは酒に酔って路上でキスしているところをジェヒに見られてしまう。「人生終わった」と諦めたフンスだったが、ジェヒは驚くこともなく周囲に言いふらすこともなかった。
ジェヒは身に降りかかるトラブルも大胆な行動で一蹴する自由奔放な性格。そんな大胆な行動に感服したフンスが飲みに誘ったことを機に、“惚れっぽいイカれ女”と“カミングアウトできないゲイ”の特別な関係が始まった。
フンスは祈ることでゲイを“治そう”とする母に耐えきれなくなり、ジェヒのアパートに入り浸るように。そして下着泥棒と鉢合わせて震えたジェヒを目の当たりにしたフンスは、彼女を守りたいと同居することを決意。
互いをスマホに偽名で登録し、都合の悪いときは「同居人」の存在を口実に利用し合うことに。
それぞれ恋をし、失恋し、ときに衝突しながらも、唯一無二の絆を深めていく2人。やがて遊びの季節が終わり、フンスは兵役に就き、ジェヒは就職。兵役を終えたフンスは再びジェヒと暮らし始めるが、作家になる夢に挫折し、恋愛も行き詰まる。
一方、自由を愛するジェヒも、束縛の強い恋人ジソクとの関係に息苦しさを感じながらも抜け出せないでいた。
そんな彼女に、フンスはぽつりと告げる−−「つまらない女になったな」。フンスと住んでいることを隠していたジェヒだったが、ある日、ジソクが突然ジェヒの家を訪れ、フンスとの同居がバレてしまう！
絶体絶命の状況の中、二人が見つけた“真実”とは？ “普通”の人生を選ぶのか、それとも“自分らしく”生きるのか──？
ジェヒを演じるのは、大ヒット作『破墓／パミョ』で高く評価され、「百想芸術大賞」映画部門女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウン。
フンスには国際的に注目された壮大なドラマシリーズ「Pachinko パチンコ」に出演し、傑出した存在感とリアリティ溢れる演技力で世に名を知らしめた新鋭俳優のノ・サンヒョンを迎えた。
ジェヒとフンスという、映画史に愛おしい足跡を残した不滅のバディを生み出した2人は賞レースを席巻。「2024年今年の女性映画人賞」でキム・ゴウンが演技賞、韓国最高峰の映画の祭典と呼ばれる「第45回青龍映画賞」および「第11回韓国映画製作家協会賞」で、ノ・サンヒョンが新人俳優賞受賞。日本でも2人の友情は、観客を熱く優しく包むことだろう。
◆「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」6月13日（金）全国ロードショー
loveinthebigcity.jp
ストーリー／自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、繊細で寡黙なフンス。正反対の二人が出会い、ある出来事をきっかけに特別な契約を結び、一緒に暮らし始める。ジェヒは世間のルールに縛られず、恋愛と夜遊びを全力で楽しみながら生きている。
一方、フンスはゲイであることを周囲に隠しながら、孤独と向き合う日々を送っていたが、ジェヒに刺激され徐々に外の世界へと踏み出していく。そして二人は互いの「自分らしさ」を励まし合い、次第にかけがえのない存在となっていった。大学を卒業し、それぞれの道に進んでも、二人の関係は変わらないはずだった。だが、社会に出た二人に人生の大きな転機が突き付けられ、大切な友情に思いがけない危機が降りかかる──。
監督：イ・オニ／脚本：キム・ナドゥル／原作：パク・サンヨン 小説『大都会の愛し方』より「ジェヒ」／音楽：Primary／製作：SHOWBOX Corp., Tale Farming／共同製作：Plus M Entertainment／出演者：キム・ゴウン、ノ・サンヒョン、チョン・フィ、オ・ドンミン、チャン・へジン、イ・サンイ（特別出演）、クァク・ドンヨン（特別出演）、チュ・ジョンヒョク（特別出演）、イ・ユジン（特別出演）／2024 年／韓国映画／韓国語／原題：대도시의 사랑법（英題：Love in the Big City）／1時間58分／カラー／1.85:1／5.1ch／字幕翻訳：本田恵子 ／提供：KDDI ／配給：日活／KDDI ⓒ 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.
記事制作／newTOKYO
