恋なのか友情なのか、男なのか女なのか。10代の揺らぎを瑞々しく描いた映画「水の中で深呼吸」が7/25(金)公開

自分は、女なのか、男なのか。この気持ちは、恋なのか、友情なのか。揺れ動く10代の心を、瑞々しい映像とともに描いた映画「水の中で深呼吸」が7月25日(金曜)より公開される。

本作の主人公・葵が抱える悩みは、あなたの悩みと似ているかもしれないし、全く違うかもしれない。だが、“普通” とは何か、“自分らしさ” とは何か。その問いは、きっと誰もが一度は自分自身に投げかけたことがあるはずだ。

ーー恋とは何か。友情とは何か。自分は何者なのか

水泳部に所属する高校1年生の葵(石川瑠華)は、理不尽な上級生からの嫌がらせに耐えながら、黙々と練習に打ち込む日々を送っていたが、ついに上級生たちに歯向かってしまう。結果、葵たち1年生は上級生と水泳でリレー勝負をすることに。

葛藤する葵を幼馴染で同じ水泳部の昌樹(八条院蔵人)が、そっと励ます。同級生の水泳部員・日菜(中島瑠菜)に惹かれながらも、昌樹に対しても友情以上の感情が芽生え始めていることに気づき、戸惑いを隠せない葵。

日菜と昌樹の間で、揺れ動く想い。恋とは何か。友情とは何か。自分は何者なのか。抑えていた感情は、昌樹のある行動をきっかけに、爆発する。泳ぎ続けたその先で、葵が見つけた答えとは──。

ーー「LGBTQ+に限らず、悩みを抱えながら生きているすべての人を肯定する作品にしたい」

監督は『スイート』でモントリオール日本映画祭・短編映画最優秀賞を受賞した安井祥二。マジョリティではない人たちの感情を描いた作品が「LGBTQ+の映画」というラベルで特別視されることに違和感を抱いていた監督は、LGBTQ+に限らず、悩みを抱えながら生きているすべての人を肯定する作品にしたいという想いを本作に込めた。

また、誰かにとってはごく自然で当たり前の感情が、いまだに「普通ではないもの」として扱われてしまうこと自体、今の社会の空気を映しているようにも思えるとも綴った。

主人公・葵を演じたのは『猿楽町で会いましょう』で第 31 回日本映画批評家大賞・新人女優賞受賞を果たした実力派俳優・石川瑠華。石川自身も、学生時代に作品で描かれていたような悩みを抱えていたと言う。“普通” とは何か、“自分らしさ” とは何か。 戸惑いながらも自身の輪郭を探し求める葵の心の機微を、ボーダーレスな空気感と繊細な演技で表現した。

ーー本作では、言葉にならない想いを抱える主人公・葵を通して、全ての人の心に潜む “揺らぎ” を、静かな光で照らし出すことを試みた。競い合い、ぶつかり、迷いながらも、ひたむきに前を向く葵たちの姿は、誰もが胸の奥に秘めている “青春の記憶” を、静かに呼び覚ます。

映画「水の中で深呼吸」予告

◆「水の中で深呼吸」 7月25日(金)より、新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋にてロードショー
https://mizunonaka-movie.jp/
ストーリー/水泳部に所属する、高校 1 年生の葵 ( 石川瑠華 )。理不尽な上級生からの嫌がらせに耐えながら、 黙々と練習に打ち込む日々を送っている。そんな葵には、誰にも言えない、もうひとつの悩みがあった。 同級生の水泳部員・日菜 ( 中島瑠菜 ) に惹かれる気持ちを持て余していたのだ。“普通” とは何か、“自分らしさ” とは何か。泳ぎ続けたその先で、葵が見つけた答えとは──。

監督:安井祥二/脚本:上原三由樹 岳谷麻日子/主演:石川瑠華/出演:中島瑠菜 倉田萌衣 佐々木悠華 松宮倫 八条院蔵人 伊藤亜里子 川瀬知佐子 山本杏 森川千滉 倉林希和里 小西有也 野島透也 池上秀治 しゅはまはるみ/配給:ナカチカピクチャーズ内 MomentumLabo.

記事制作/newTOKYO

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