性トーク〜聞きにくいことは小堀先生に聞けばイイ!〜 vol.7「テストステロンの補充で、元気が出るって本当? 〜男性更年期障害について〜」#プライベートケアクリニック東京

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恋愛や性交渉のことはいくらでも友達と話せるけど、プライベートゾーンに関係する性病や性機能となると、なかなか腹を割って話せる人って少なくない? MSM(男性間性交渉者) の場合、調べても中々求める答えに辿り着けない…ってこともあるし。

この連載では、プライベートケアクリニック東京 東京院 院長 小堀善友先生監修のもと、人に聞いてもパッと答えが分からないメンズの性のお悩みにフォーカス。第7回目はゴーゴーボーイのSASUKEくんと一緒に「テストステロンの補充で、元気が出るって本当? 」という疑問から、アレコレ掘り下げる。

プライベートケアクリニック東京の連載の性トークのSASUKEさんのインタビュー

ーー加齢とともに減少する男性ホルモン。それにより引き起こされる、男性更年期障害ってどんな症状がでるの?

年齢を重ねるに連れて元気がなくなってくる人もいますよね。男性ホルモンが低下して起きる男性の更年期障害もあると聞いたことがあります。男性ホルモン、いわゆるテストステロン値が低下することって、性欲とか筋力が低下するだけじゃないんですか?

男性も、男性ホルモンであるテストステロンが加齢とともに低下することにより、更年期障害の症状が起きます。SASUKEさんの言う症状のほか、身体症状としては筋肉痛や疲労感、ほてり、発汗、頻尿、性機能低下や朝勃ちの頻度が減ってくることもあります。精神症状としては健康感の減少や不安、いらいら、うつ、不眠、集中力の低下、記憶力の低下がみられます。

心身ともにいろいろな症状が見られるのですね…。大体、何歳ぐらいから男性更年期の症状が出始めるのでしょうか?

40代から症状が出る人がいると言われています。50歳代でしたら10%、60歳代でしたら20%の人が男性更年期障害の可能性があると言われているんです。 

プライベートケアクリニック東京の小堀先生とSASUKEさんのインタビュー

ーーテストステロンの補充をすれば、男性更年期障害の改善は期待できる?

年齢を重ねるにつれてテストステロンは減っていくというお話がありましたけど、それって増やすことはできないんですか?

プライベートケアクリニック東京 東京院では、2種類のテストステロン補充療法からご自身に合った方法で増やすことができますよ。塗り薬の場合は2週間分で約4,000円(税込)、注射の場合は持続効果がおおよそ3週間で1回11,000円(税込)となっています。

思ったよりもシンプルな治療なのですね! ちなみにテストステロンを打ったら体臭が強くなったり、体毛が濃くなったりするイメージがあるんですけど、そういうことは無いんですか? 

単純に足りていない男性ホルモンを補充することで、症状の改善を認めることがあるんですよ。また、補充療法において体臭が強くなったり、体毛が濃くなったりすることはありません。なぜなら、すでに第二次性徴が終わっているからです。ほかにも、運動やダイエットなど、生活習慣の改善でテストステロンを増やしていくことができますよ。

プライベートケアクリニック東京の小堀先生の連載の写真

ーーテストステロン値が低いと寿命が短くなるって、本当?

以前、テストステロン値が低いと寿命が短くなるというデータを見たことがあるのですが、あれって信じられるデータなんですか?

はい、信憑性は高いと思いますよ。さまざまな可能性が考えられますが、 テストステロン値が低下すると筋肉量が減って脂肪量増えます。それによってインスリン抵抗性が増加し、高血糖、高血圧、脂質異常症が引き起こされることがあります。結果的に心臓病、脳梗塞、がんなどの命に関わる病気に結びつくというわけです。

そのほか、テストステロンを増やす方法を記した面白い研究があるって聞きました!

よくご存知ですね! 過去にはパワーポーズ(腰に手を当てて胸を張る)をとることでテストステロン値が上昇するなんてことが報告されていました。また「新車のポルシェ乗るとテストステロン値が上昇し、中古のカムリに乗るとテストステロン値が低下する」なんて論文もありましたが…どこまで信用できるか分かりません。

車種まで限定するなんて…世界にはいろいろな研究をしている人がいるんですね!

SASUKEさんの言うとおり、世界中でいろいろな研究に勤しんでいる人がいて、その結果が私たちの生活に影響を及ぼしていることあるんです。そのほか、男性更年期障害やテストステロン補充療法ついて少しでも気になることがあれば、プライベートケアクリニック東京へお越しください!

#08は10月31日更新予定!

■性トーク
プライベートケアクリニック東京 東京院 院長 小堀善友医師監修のもと、「人に聞きにくい」「調べてもパッとしない」メンズの性のお悩みにフォーカスする月2回更新の連載企画。4回ごとに異なるモデルを迎え、トークルーム風にアレコレ掘り下げていく。

■プライベートケアクリニック東京 (東京院・新宿院)
性感染症の適切な診断・治療を行うクリニック。女性・男性・LGBTQ+の方・パートナー同士でも受診することが可能。男性更年期の検査・治療の詳細はこちらから。
https://pcct.jp/repro/case/loh/

■小堀善友 医師
プライベートケアクリニック東京東京院院長。2001年、金沢大学医学部卒業。金沢大学泌尿器科、米・イリノイ大学シカゴ校泌尿器科、獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科准教授を経て、2021年より現職。日本泌尿器科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本性機能学会専門医、日本性感染症学会認定医、日本性科学会セックス・セラピスト。著書に『オトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)、『妊活カップルのためのオトコ学』(メディカルトリビューン)、『今日の診断指針第8版「男子性発育の異常」』(医学書院)など。

モデル/SASUKE
写真/JOE
デザイン/鈴木美結
企画・編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO
タイアップ・監修/プライベートケアクリニック東京

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