4月24日&25日に開催された東京レインボープライド2021[オンライン]。その中のプログラムのひとつ、オンライントークライブ『おうちでプライド2021』では、タレントのYOUさんやミッツ・マングローブさん、アン ミカさん、乙武洋匡さんなど16名の豪華ゲストが“声をあげる。世界を変える。”をテーマに、独自の見解を活発に交換し合った。
今回は、2日目に登場した20代のオピニオンリーダーでもあるりゅうちぇるさん、長谷川ミラさんのメッセージをピックアップしてお届け♡
* * * * *
ーーりゅうちぇる:自分らしく生きる選択ができる人が増えてほしい
10代・20代のTRPボランティアで構成されたYOUTH PRIDE JAPANメンバーから自分を好きになる、自分らしくいられる社会へ進んでいくにはどうすれば良いのかというリアルな声を受けてりゅうちぇるさんは、LGBTQ当事者、そしてLGBTQについてまだまだ正しく認識できていない人たちのために、身近なところからできる心遣いを中心にトークを展開。
続けて、「僕がメディア露出する理由って、パパだけどメイクしていたり、柔らかい口調で話すけれど女性が好きだったり…そういう僕を見て自分らしく生きる選択ができる人が一人でも増えればいいなという思いで出させてもらっているんですよ」と、表に出続ける自身の心の内を明かすシーンも。
その後、オンラインで行われたメディア取材では「最近の東京レインボープライドは、リアルイベント、オンライン関係なく当事者以外の方も楽しめるようなプログラムが増えてきていますよね。当事者はもちろん、そうでない方たちも、この期間、それらを取り上げる大きなメディアを通して、一人でも多くの人の価値観が変わるきっかけを与えられたらいいなと思っています。それを続けていくことが何よりも近道!」と、SDGsアジェンダの一つである、ジェンダー平等達成への道のりについても話してくれた。
ーー長谷川ミラ:自分らしさの強要は若者を苦しめる原因になりかねない
続いて出演したのは、自身でもオールジェンダーのアパレルブランドを手掛けている、長谷川ミラさん。セルフラブをテーマとしたセッションで「“若者は自分らしさをどう出すべきか”という質問自体が、若者を苦しめているんじゃないかって思ってます。幸せの基準やどうなりたいかは自分自身が決めること。その人が好きと思うことを継続できる環境が今の世の中には必要なのでは?」と、“らしさ”の強要にストップをかけ、報道陣に対し新たな価値観を与えるきっかけを投げかけた。
* * * * *
なお、LGBTQ当事者、アライが様々なイベントを開催して、日本全国を虹色に染め上げる集合体である【プライドウィーク】は、ゴールデンウォークの5月5日(水)まで開催。たくさんのLGBTQ関連イベントが開催されるので、気になる方はぜひ、プライドウィークの公式サイトでチェックしてみて。
■ 東京レインボープライド2021[オンライン]
https://tokyorainbowpride.com
写真提供/©︎TRP2021
記事制作/newTOKYO