昨年よりゲイ・バイセクシュアル男性など男性と性行為をする男性(MSM)を対象とした、郵送HIV検査キットがもらえるキャンペーンが行われ、今年は北陸3県(富山・石川・福井)と新たに九州3県(大分・宮崎・鹿児島)を含む6地域在住者限定で、スタートした。申込受付は2023年1月11日(水)まで、使用期限は1月31日(火)までとなっている。
『check72』は3分程度のアンケートへの回答協力が必要ではあるものの、申し込みから72時間以内に検査キットが届くという仕組み。サービスの利用は完全無料であり、さらに地方在住ならではの「ゲイバレ」の不安を防ぐべく、匿名・指定の場所(ご自宅・郵便局留め・地元のバーや団体)への郵送が可能となっているのがうれしい。
ーーゲイバレを防ぐ匿名&あんしん受け取り方法の選択が可能。
郵送HIV検査キットが購入できるサイトは数多くあるが、『check72』の利点はまず無料であることと、MSMの不安を防ぐことに特化しているということ。指定の場所に届く資材は、外から見て検査キットであることが分からない白い梱包となっている。
また、それでも心配という方は、受け取りを郵便局留めまたは協力店舗に指定することでゲイバレすることが回避できる。郵便局留めの場合は、引き取りの際にIDの提示が必要となるため本名での注文となるが、協力店舗(全17ヶ所)での引き取りの場合は、匿名での利用が可能だ。ちなみにゲイバーでの受け取りの際は、お店に飲みに行ったことがなくてもOKだし、さらにドリンクを注文しなくても問題ないので、気軽に指定してほしいとのこと。
ーー豊富な相談経験から不安を解消!LINEによる不安相談窓口が新設。
郵送キットを使用してのHIV検査のメリットは、受け取り後は自分の好きなタイミングで採血できることと、採血が終わったら袋に入れてポストに投函するだけということ。また、結果はウェブで確認になるので、誰にも知られることなく最後まで行うことができる。
そして『check72』は何より優れているのが、無料なのにあんしんサポートがしっかりしていること。今年はより手軽に利用できるようにLINEによる不安相談が開設され、HIVに関する相談はなんでも受け入れてくれる。また、万が一【陽性反応】が出た場合は、全面的にバックアップしてくれ、エイズ拠点病院へのスムーズな紹介も可能となっている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、依然として全国の保健所でのHIV検査会が正常に起動していない昨今、HIV検査をするタイミングを遅らせるのではなく、自分でも簡単にできる郵送のHIV検査キットを利用するのもオススメしたい。そして、北陸3県(富山・石川・福井)&九州3県(大分・宮崎・鹿児島)に在住の方は、ぜひこの機会に『check72』を利用してみてはいかがだろうか。
■郵送HIV検査申し込みサイト/check72
>>>https://check72.jp
>>>Twitter@check723
※本キャンペーンは、エイズ対策制作研究事業「HIV検査体制の改善と効果的な受検勧奨のための研究」(研究代表者:今村顕史/東京都立駒込病院)として、厚生労働科学研究事業補助金を用いて行われ、認定NPO法人ぷれいす東京が管理・運営しています。
記事制作/newTOKYO