一生に一度も使わないGAY会話 Lesson13. 新たな習慣“Dawn dating”を取り入れて

部署異動により英会話能力の向上を余儀なくされた30代スーツリーマンのゲイ、ジョー。「英語への苦手意識を無くす」という目標を掲げ、アメリカへの留学経験があるドラァグクイーンのニュー子を頼ったものの、教えてくれるのは全く使う機会が無い英文ばかり!

さらにはインバウンド需要を見据えた友人でゲイバーのママであるツバサも加わり、月に一回の英会話教室は、たちまち井戸端会議状態に…。

第13回目は“Dawn dating”をキーワードに、生きた英語?を学んでいこう!

ーー金曜日の夜、常連で賑わうツバサのバーで過ごすニュー子とジョー

出会いのマンネリ化、ねぇ。そんなのあなたがヤることしか考えてないからでしょ。い〜っぱいあったチャンスを逃してると思うわよ〜。

だって、マッチングアプリとかSNSで連絡取ってー、会ってー、ヤる以外のルートってどこ探したら出てくるんですか?

20代ならまだしも30代半ばで、それなりに経験を積んできたのにそのルートしかないのね。土日の昼下がりに会うって選択肢も、ジョーの生活サイクルじゃ無さそうだし。

やっぱり、一生を添い遂げる相手を見極めるためにも、まずは相手と会う時間を変えてみたら。ってことで、今月のGAY会話はこんな感じでどうかしら??

【今月の一生に一度も使わない例文】
We are making a habit of having sex as dawn dating instead of having sex at night.

Dawn Datingっていうのは、「早朝デート」のことを指すのよ。全体の意味としては、「私は夜にセックスすることはやめて、早朝デートでセックスする習慣づくりをしています」となるわ。歳を重ねるにつれて、新たなルーティンで人と向き合うことが生涯の相手を見つけるためには大切だと思うの。

(朝に初対面の人とセックスすることが、一生添い遂げる相手を見つける方法ではないことは確かだな)

(朝に会っているだけでやってることは何一つ変わってないじゃない)

■プロフィール

ジョー(T179 W85 35yo)
ゲイの鑑と言わんばかりな褐色肌の短髪黒髪ヒゲリーマン。本格的に英語必須なポジションに異動が決まり、本腰に。やめては入会を繰り返していた英会話教室に再び通い始め、ニュー子からもGAY会話を通して英語を学び始めることに。平日はスーツ勤務、休日は万年タンクトップ。

ツバサ(T170 W55 28yo)
新宿二丁目でゲイバーを営むやり手のママ。一見、物腰が柔らかそうな色白今風ノンケだがその実、常連には少々アタリがキツい。元々、大学では英語を専攻。外国人の来店者も見据えて更なる英語力向上を目指し、ジョーとともにニュー子から生きた英語を学ぶことに。

ニュートーキョーコ・トーキョー(通称:ニュー子)(T195 Wヒミツ♡)
学生時代、LGBTQ+への理解が進むカリフォルニア州に留学経験あり。帰国後にドラァグクイーンとして活動をスタート。性別や年齢、国籍などを問わず誰に対しても大らかで、来るもの拒まず、去るもの追わずなスタンス。年齢不詳で素顔も謎だが、普段は英語講師をしているというウワサも…。

イラスト/松本ゆうす
英文監修/Honoka Yamasaki
編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO

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