秋といえば食、芸術、運動、読書…とたくさんの楽しみがあるけれど、何をやるにしても夏の思い出を整理するように、そして季節の移り変わりを心地よく感じられるよう“衣替え”は丁寧にしておきたいところ。中には面倒だと思う人もいるはず。でも、恋人や気の知れた友人と一緒なら案外楽しい、なんてことはよくあること。
“一緒に衣替えをする”。そんな季節の変わり目がちょっぴり楽しみになる新習慣は、『喫茶ランドリー』で。喫茶店とランドリーが併設された店内で、お気に入りの洋服を洗っている間にカレーを食べたり、読書をしたり。一旦、店を出て散歩なんてこともOK、時間の過ごし方は人それぞれ、自由。
今回は普段から仲良しだという、しか君とユウヤ君と共に喫茶ランドリーへ足を運び、最近のプライベートの話もこっそり挟みつつ、お店の魅力をたっぷりとご紹介。
――散策ついでにお気に入りの洋服をケアしよう。気ままに過ごす『喫茶ランドリー』でのスロウな時間。
――『喫茶ランドリー』を訪れたのは、少し肌寒さを感じる10月初旬。
ユウヤ:「朝考える時間なくて、服装ミスった…。大丈夫そ?」
しか:「良いんじゃない?俺はそういう系統の服装好きだから、変だとは思わないけど。雨降ってるし、早く入ろ」
――中に入ると、ミシンやアイロンなども備えたランドリースペース「まちの家事室」や、半地下空間が落ち着く「モグラ席」など、ざっくりと空間が仕切られつつも一つの動線で繋がっているかのような“ごちゃごちゃ感”に好奇心をくすぐられる。
思わず見て回りたくなるけれど、まずは「まちの家事室」でお世話になった夏服とこれからお世話になる秋服を洗うことから。
しか:「ユウヤ、このアロハ似合うんじゃん? ほら(笑)」
ユウヤ:「本気で言ってんの(笑)? てか、今年は豊島園のナイトプール行ったぐらいしか夏っぽいことしかしてないや…」
しか:「二人してけちょんけちょんにフラれて行った、傷心旅行は思い出ちゃうの?」
ユウヤ:「あったな、そんなこと(笑)。山梨県の『ほったらかし温泉』ね」
――洗濯機と乾燥機は、北欧・スウェーデンで100年以上愛され続けている家電ブランド『エレクトロラックス』の「mypro」シリーズを採用。
大量の洗濯物を一度に洗った際に気になる洗いムラがなく、まるでクリーニングさながらの洗い上がりを叶えてくれる。湿度センサーが搭載された乾燥機は、過乾燥を防止し思わず頬擦りしてしまう肌心地の良い仕上がりに。洗剤・柔軟剤ともに数種常備、お好きな香りからセレクトしてみて。
ユウヤ:「しかって、普段から家事するの?」
しか:「それこそ、洗濯と掃除ぐらい。冷蔵庫も電子レンジもないから料理のしようがない。ユウヤは?」
ユウヤ:「人並みにするかな。料理は仕事でも家でもするし。最近はライブ配信で餃子作ったよ(笑)」
ゆず茶/450円、自家製クラフトコーラ/600円、喫ラのカレーライス/900円、自家製鶏ハムのオープンサンド/550円、ビターチョコレートケーキ/400円
――洗濯・乾燥の仕上がりを待つおよそ二時間半(衣類8kgの場合)の間に、こだわりのフード・ドリンクメニューを味わいながら近況報告、なんていう退屈しない過ごし方ができるのも『喫茶ランドリー』ならでは。
手作りのケーキやスープ、クラフトビールなどその日の気分やスケジュールで選べるメニューの豊富さも嬉しい◎。洗濯乾燥ドリンクセットは1000円と少しお得なプライスになっているから、おすすめ。
しか:「野菜がゴロゴロ入ってて、美味しい。無水でペースト状のカレーはスパイスもしっかり効いているから、ビールとかにも合いそう」
ユウヤ:「こっちも、鶏ハムがめっちゃ柔らかくてうまいよ。ニンジンのマリネの酸味とバジルソースの相性も良い感じ」
しか:「盛り付けもカトラリーも可愛いし。チョコケーキも甘すぎず、食後でも全然重たくない!!」
しか:「最近、恋愛の方はどうなの?」
ユウヤ:「良いなって思う人はできたけど多分難しい…。年下で、大学とか色々忙しそうだったし、タイミング的に今すぐって感じではないかな。そっちは?」
しか:「つい最近まで、色々思い出して泣いてた(笑)。良い加減落ち着いた恋愛をしたいなーとかは思うけど、自分には絶対できない。友達のような距離感も感じられる彼氏がいたら、言うことはないんだけどなぁ」
ユウヤ:「それは全くの同感」
――都心のような騒がしさや慌ただしさとは無縁の店内で過ごす贅沢な時間はあっという間に過ぎていく。昼下がりには自転車に乗った子どもらを始め、カレーライスをテイクアウトする人やPC片手に訪れる人まで、様々な目的で地域に暮らす住民たちが訪れる。
洗濯や食事だけではなくイベントや展示会も開催されることもあり、暮らしの一部あるいは人や想いの合流地点として地域に開かれ、根付いているのが印象的。
しか:「さっき、10月と11月のスケジュール見たら何も入ってなかった。近所に住んでいる友達と飲み行くぐらいしか楽しみがない(笑)」
ユウヤ:「俺も12月に旅行に行く予定が入っているだけで、秋はこれといってないな。また二人で温泉行く?」
しか:「そうするか。…というか、居心地良過ぎて帰りたくないな(笑)。近所にあったら、絶対通っちゃう。でもこの場所だからこそ、この雰囲気があるんだろうね」
ユウヤ:「このオシャレさは新宿とかにあったら、人でいっぱいになってゆったり過ごせなそうだしね。また今度、お気に入りの服を持って来よう」
――これから秋・冬と本格的に寒さの続く日々が到来するけれど、その前に『喫茶ランドリー』で自由気ままな時間を過ごすのも良いかもしれない。
お世話になった夏服、そしてこれから来年の春前までお世話になるであろう冬服に感謝の気持ちをこめて洗えば、きっと清々しい気持ちで新たな季節を迎えられるはず。
■ 喫茶ランドリー 森下・両国本店
「どんなひとにも、自由なくつろぎ」をコンセプトに両国・森下エリアの住宅地に2018年1月オープン。広さ約100平米の店内には、コーヒーや紅茶、クラフトビール、カレーや軽食、ケーキなどを楽しめる喫茶スペースに加え、ランドリーやアイロン、ミシン付きの「まちの家事室」も。ひとりでゆっくり、友だちと楽しく、PC仕事にものづくり…それぞれの時間を楽しめる喫茶店となっている。
▷住所:東京都墨田区千歳2-6-9 イマケンビル1階
▷最寄駅:森下駅(都営新宿線・大江戸線)A2出口より徒歩5分、両国駅(JR総武線)東口より徒歩8分
▷営業時間:11:00~18:00/定休日:なし
※貸切やイベントごとのお休みとなる場合は、SNSにてお知らせいたします。
■ https://kissalaundry.com
■ プロフィール
名前:しか(左)/年齢:26歳/誕生日:5月19日/職業:不動産業/身長:173cm/体重:63kg/出身地:奈良県/最近ハマっていること:近所の友達と飲みに行くこと/普段使っている洗剤:ボールド ジェルボール(癒しのプレミアムブロッサムの香り)
■ Twitter@sika_kkkk
名前:ユウヤ(右)/年齢:24歳/誕生日:1月24日/職業:栄養士/身長:153cm/体重:50kg/出身地:愛知県/最近ハマっていること:苦手な食べ物を克服すること/普段使っている洗剤:アタックゼロ
■ Twitter@U_153cm
企画・取材/芳賀たかし
写真/新井雄大
撮影協力/喫茶ランドリー 森下・両国本店
記事制作/newTOKYO