マダム ボンジュール・ジャンジ考案「HUGたいそう」が、24年の時を経て書籍化決定!

パフォーマンスアーティストであり、HIVの予防啓発と支援を行うNPO法人akta理事を務めるマダム ボンジュール・ジャンジさんが2001年に考案した「HUGたいそう」の書籍化が決定。

体の部位の名前を声に出して確認したり、ほかの人の心臓の音を確認したり、ほかの人の体に触るときに同意を取ることを学んだりする「HUGたいそう」は、学校における学びの中でも、特に体育と性教育に深く関わっている。

これらを通して人それぞれに身体の違いがあることを知り、違いを認め合い、仲よく協力したり助け合ったりして行うきっかけを創出するものとなっている。

書籍版では「HUGたいそう」の内容はもちろん、参加者の写真 と自己紹介文を通して、さまざまな家族の形があること、さまざまな友情があること、目に見えない障 害や違いがあること、HIVはハグで感染しないことなどを学ぶことができる。

マダム ボンジュール・ジャンジさんの生き方や自分探しにまつわるエピソードをまとめたインタビューも前後編で公開中。ぜひ、こちらもチェックしてみて!

◆書籍「HUGたいそう」 学術書や小中高向け教育図書を刊行しているゆまに書房より2025年6月刊行予定
https://www.yumani.co.jp/np/isbn/9784843369722
問い合わせ先 ゆまに書房 営業部MAIL: eigyou@yumani.co.jp TEL: 03-5296-0491
※6/7(土)〜8(日)の東京プライド会場にて販売&サイン会も予定

収録内容:準備体操(自分をさわろう、ドキドキを探そう!) /ポーズ(OK!、やだぁー!、うっふん) /ひとりでハグ(キモちEハグ、もーそーハグ) /2人でハグ(ハイタッチ、握手、マッチョハグなど)/大勢でハグ(サンドイッチハグ、地球ハグなど)/精神科医 椿佳那子先生による推薦文 ・参加者のプロフィール/おすすめ書籍 など

マダム ボンジュール・ジャンジ
パフォーマンスアーティスト。1990年代より舞台に立つ。2001年に「H!KING」という ユニットで、子どもを対象にした「ワタリウム美術館/アート一日小学校展」に参加。その際、スキンシップをテーマに展示やワークショップを開催し、来場者のために考案した「HUGたいそう」を66日間行った。以来、小学校や福祉施設などで50回以上行い、 個人の違いを超えて出会う場をつくり続けている。2022年には国連「UN in Action」シリーズ『Beyond Boundaries: Drag Queen of Tokyo』に取り上げられた。

記事制作/newTOKYO

性別適合手術が違法か合法かを争ったとされた1960年代の裁判から着想を得た映画「ブルーボーイ事件」が2025年秋公開。トランスジェンダー女性の中川未悠やドラァグクイーンのイズミ・セクシーらが出演

2025年秋に映画『ブルーボーイ事件』公開が決まった。映画化にあたって監督を務めたのは『世界は僕らに気づかない』(23)などの代表作を持つトランスジェンダー男性の飯塚花笑氏。 1960年代後期、東京オリンピックや大阪万博で沸く、高度経済成長期の日本では国際化に向け売春の取り締まりを強化していた。中でも検察は性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受けた通称ブルーボーイたちを一掃するために、手術を… もっと読む »

続きを読む >