
毎年3月31日は、「トランスジェンダー可視化の日(Transgender Day of Visibility)」として、世界各地でトランスジェンダーの人々の存在や経験に光を当てる日とされている。 この日は、トランスジェンダーの人々の生き方や貢献を祝うと同時に、差別や暴力といった現実にも目を向ける機会として位置づけられている。
「追悼」だけではない日を
この記念日は2009年、アメリカのトランスジェンダー活動家 レイチェル・クランドール=クロッカー によって提唱された。当時、トランスジェンダーに関する主要な記念日は、殺害された当事者を追悼する「トランスジェンダー追悼の日(11月)」が中心だった。
しかしそこには、「生きているトランスジェンダーの人々を祝う日がない」という問題意識があった。「悲しみだけでなく、存在そのものを可視化し、祝う日が必要だ。」そうした思いから、この日は生まれた。
2010年代以降、この日は世界中に広がり、政治的な承認も進む一方で、近年はトランスジェンダーをめぐる議論や規制の強まりの中で、その意味はさらに重みを増している。
記事制作/newTOKYO









