一生に一度も使わないGAY会話29/繋ぎ止めておく恋愛の駆け引き“Breadcrumbing”な甘い罠って?

部署異動により英会話能力の向上を余儀なくされた30代スーツリーマンのゲイ、ジョー。「英語への苦手意識を無くす」という目標を掲げ、アメリカへの留学経験があるドラァグクイーンのニュー子を頼ったものの、教えてくれるのは全く使う機会が無い英文ばかり!

さらにはインバウンド需要を見据えた友人でゲイバーのママであるツバサも加わり、月に一回の英会話教室は、たちまち井戸端会議状態に…。

第29回目は、甘い言葉や気のある素振りで相手を繋ぎ止めておく甘い罠“Breadcrumbing”で、生きた英語?を学んでいこう!

ーー昼下がりのカフェ(花粉症全開!ハックシュン)。

ったくなんなのよ! 毎回「会おうね」って言うくせに、全然会わない人って一体何なの?

それが“Breadcrumbing”。童話『ヘンゼルとグレーテル』が由来の言葉で、パンくずだけ撒いて、相手を繋ぎ止める行為のことよ。いるわね〜そういう殿方!

本気で関係を深める気がないのに、期待させておいて、前に進まないってことか…。

そうね。優しさに見せかけた、コントロールってとこね。

【今月の一生に一度も使わない例文】
He keeps breadcrumbing me with sweet messages.(彼は甘いメッセージで期待させるだけで、私のことをキープしています。)

メッセージだけで生き延びさせるって、残酷だな…。でも俺もそういう会う会う詐欺なやりとりだけの人いるかもしれない(汗)。

アンタもなの? んもうッ!パンくずじゃなくて、ちゃんと豪勢な食事を出してほしいわ。アタシはメインディッシュが食べたいのっ♡

まぁツバサくんったら(笑)。でもそうね、あたしたちが欲しいのは期待じゃなくて、誠意のある態度なのよねッ♡

松本ゆうすの連載GAY会話の15回目

ジョー(T179 W85 35yo)
ゲイの鑑と言わんばかりな褐色肌の短髪黒髪ヒゲリーマン。本格的に英語必須なポジションに異動が決まり、本腰に。やめては入会を繰り返していた英会話教室に再び通い始め、ニュー子からもGAY会話を通して英語を学び始めることに。平日はスーツ勤務、休日は万年タンクトップ。

ツバサ(T170 W55 28yo)
新宿二丁目でゲイバーを営むやり手のママ。一見、物腰が柔らかそうな色白今風ノンケだがその実、常連には少々アタリがキツい。元々、大学では英語を専攻。外国人の来店者も見据えて更なる英語力向上を目指し、ジョーとともにニュー子から生きた英語を学ぶことに。

ニュートーキョーコ・トーキョー(通称:ニュー子)(T195 Wヒミツ♡)
学生時代、LGBTQ+への理解が進むカリフォルニア州に留学経験あり。帰国後にドラァグクイーンとして活動をスタート。性別や年齢、国籍などを問わず誰に対しても大らかで、来るもの拒まず、去るもの追わずなスタンス。年齢不詳で素顔も謎だが、普段は英語講師をしているというウワサも…。

イラスト/松本ゆうす
英文監修/Honoka Yamasaki
企画・制作/newTOKYO一生に一度も使わないGAY会話25/

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