“人生の選択に正解はない”。なんてことをたま~に見聞きするけれど、自分の選択が100%合っている、と胸を張って言える人は…そうそういないはず。ただ、正解・不正解は置いといて、今を楽しんで生きている人ってやっぱり素敵!「ジブンヒストリー」は、そんなエネルギッシュに生きる彼らの日常や歴史にフォーカスして、自分らしく生きるヒントを見つける企画♪
今回はしんたろうさんのジブンヒストリー。忙しなく過ぎる毎日だけどちょっと立ち止まり、彼の生き方を通して“これまでのジブン”を整理すれば、ワクワクするような“これからのジブン”像に出会えるかも。
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――職場や家族へのカミングアウトを経て感じた世の中と仕事に対する気持ちの変化
海岸沿いの小さな街で生まれたのもあって、とにかく海が大好きでした。親の目を盗んでは海に潜り、魚の観察をすることが大好きなちょっと変わった子だったかもしれません。
初恋は17歳の時に出会った外国人。その人の仕草や声を思い出して夜も眠れなくなった時があって、ゲイだと気付きました。当時はゲイの友達が全くいなかったため、不安な気持ちでいっぱいでしたね。
その後、心臓をバクバクさせながら姉にゲイであることを打ち明けると「え?知ってるけど?」とリアクションされ、拍子抜けしたことを今でも覚えています。
現在の勤め先はありのままの自分を受け入れてくれていますが、以前勤めていた会社ではカミングアウトした際、全員に無視をされるなんてこともありましたね(笑)。この数年で、堂々と生きられる世の中へ移り変わってることを肌で感じました。
少し前までは仕事=お金を稼ぐためという考えでしたが、今まで体験したことのない時代を生きる中、自分の感性や想いを表現できる生き方にシフトしたいと思うようになりました。
10年後、世の中がどうなってるか分かりませんが、自分にしかできない人生を歩めるようになっていれば、幸せです。
■ プロフィール
名前:しんたろう/年齢:37歳/誕生日:12月24日/職業:会社員/身長:165cm/体重:75kg/出身地:沖縄県/最近ハマっていること:ポートレート写真を撮る/好きな食べ物:ペペロンチーノ/好きな場所:海/一度は訪れたい場所:パラオ諸島
企画・取材・撮影/天野ヒカリ
編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO