今井ミカ監督長編映画『虹色の朝が来るまで』と川野邉修一・初監督長編映画『ボクらのホームパーティー』が、2023年11月16日(木)より「シネマ・チュプキ・タバタ」(東京都北区)にて2週間の2本立て上映が決定。
映画『ボクらのホームーパーティー』は「大阪アジアン映画祭2022」「第30回東京レインボーリール」、『虹色の朝が来るまで』は「第29回香港レズビアン&ゲイフィルムフェスティバル」「第3回東京国際ろう映画祭」など、国内外多くの映画祭で上映された2作品が、日本語字幕・イヤホン音声ガイド付きで上映。
上映後は、各回トークイベントの実施も予定とのこと。芸術の秋、ぜひこの機会にLGBTQ+を知る作品に触れてみてはいかがだろうか?
自身の経験を基に制作したゲイの若者7人の心情を描く自主制作映画
川野邉修一監督自身の経験を基にLGBTQ+の世界がテーマの『ボクらのホームパーティー』は、とあることから集まる7人のゲイ(男性同性愛者)によるホームパーティーを舞台とし、各々の葛藤や複雑な人間模様を描く。長編映画に初めて挑戦した今作では、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞や三浦賞など多数受賞する猪本雅三氏を撮影監督に迎え、人間の機微を繊細に映し出す
ストーリー/東京の片隅でホームパーティーが開かれた。そこには、とある縁で集まった7人のゲイが。主催者カップルの彰人と靖、大学生の智也、ゲイバーの店子・将一、ゲイクラブの店員・直樹と友達の正志、そして写真家の健一。楽しいはずのパーティーは少しずつ様子を変え、各々が閉じ込めていた悩みや気持ちが徐々に表面化していく…。
ろう者の監督が描く、全編手話で綴られた、ろう者×LGBTQ+の心温まる物語
制作時からメディアに取り上げられ、国内外の映画祭で満席の上映を続けてきた『虹色の朝が来るまで』は今井ミカ監督だけでなく、役者陣もろう者が演じる。ろう者×セクシュアルマイノリティ×地方都市という、いくつもの生きにくい環境が重なる中で悩み生きる若者の姿を、優しくドラマチックに描く。これまで、ろう者を題材に音のない作品を撮り続けた監督が、本作で初めて音響をつけた作品製作に取り組み、聴者へ向けても熱いメッセージを届ける。
ストーリー/群馬の手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。初めて同性に惹かれた華は、実家の両親にそのことを告げるが、母親に拒絶されてショックを受ける。やがて悩める華を見かねたあゆみは、東京で催されるろう者のLGBTQ+イベントに彼女を誘うことになる。
■映画「ボクらのホームパーティー」×映画「虹色の朝が来るまで」合同上映チーム
場所|CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)東京都北区東田端2-8-4
期間|2023年11月16日(木)~30日(木)19:15〜 ※22日、29日休映
※全ての回をバリアフリー日本語字幕付きで上映します。音声ガイドはお座席備え付けのイヤホンコントローラーよりお聴きいただけます。
劇場公式サイト https://chupki.jpn.org/
ボクらのホームーパーティー X(旧Twitter)@BokupaM
虹色の朝が来るまで X(旧Twitter)@2018nijiiro
記事制作/newTOKYO