“人生の選択に正解はない”。なんてことをたま~に見聞きするけれど、自分の選択が100%合っている、と胸を張って言える人は…そうそういないはず。ただ、正解・不正解は置いといて、今を楽しんで生きている人ってやっぱり素敵!「ジブンヒストリー」は、そんなエネルギッシュに生きる彼らの日常や歴史にフォーカスして、自分らしく生きるヒントを見つける企画♪
今回は、姫路市にある寿司屋の三男として生まれたshoüさんのジブンヒストリー。忙しなく過ぎる毎日だけどちょっと立ち止まり、彼の生き方を通して“これまでのジブン”を整理すれば、ワクワクするような“これからのジブン”像に出会えるかも。
――性への目覚めは幼馴染みの野球少年。その後、ちょっぴり大人になった二人だけの忘れられないひととき。
幼少期は姫路城でかくれんぼして管理人の方に叱られたり、隣町まで自転車で行ったはいいものの帰る体力が尽き、道すがらのおじさんに車で送ってもらったりと後先考えず行動してしまう子どもで、兄弟でも一番の厄介者だったと思います(笑)。
初恋は小学5年生の時。近所に住む幼馴染みの野球少年でした。彼のことが好きな女の子からよく相談を受けていたのですが、話を聞いていくうちに「彼を想う気持ちが似ているかも」と、男の子を恋愛対象として見ている自分に気づいて。
その後、野球少年とは中学2年生の時、忘れられないひとときを過ごしました…(笑)。今では、何事もなかったかのように仲良しです。
周りと違う自分にモヤモヤした時もありましたが、「他所は他所、家は家」と両親に口うるさく言われていたせいか「自分は自分」と割り切り、今日まで幸せに過ごせています。
――思いがけぬ展開。義姉にゲイアカウントがバレて、やむなくカミングアウトしたところ…。
流石に「SNSでアカウント見つけたんやけど、これってショウやんな?」と兄の婚約者である義姉に言われた時は、ビクッとしましたが…(笑)。
結果的にゲイであることを話すことになったんですけど、「自分の人生やしなぁ。楽しんでて良いやん!」とあっさりした言葉を聞いてスッと気持ちが軽くなったのを覚えています。
これから先、10年後の自分…どうなっているんでしょう(笑)。正直、どうなりたいかを考えるより先に今自分ができること、やるべきことはなんなのかを考えてしまうので理想の自分像みたいなものはありません。とにかく、色々なことにチャレンジする気持ちと一期一会の出会いを大切にして、人生を楽しみたいです。
■ プロフィール
名前:shoü/年齢:25歳/誕生日:10月4日/職業:会社員/身長:173cm/体重:56kg/出身地:兵庫県/最近ハマっていること:UberEATS/好きな食べ物:パスタ/好きな場所:浜辺/一度は訪れたい場所:富士山の山頂
企画・取材・撮影/天野ヒカリ
編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO