一生に一度も使わないGAY会話33/余韻のまま夏突入!求められてなくても自信特盛で “serving” しなさい♥

部署異動により英会話能力の向上を余儀なくされた30代スーツリーマンのゲイ、ジョー。「英語への苦手意識を無くす」という目標を掲げ、アメリカへの留学経験があるドラァグクイーンのニュー子を頼ったものの、教えてくれるのは全く使う機会が無い英文ばかり!

さらにはインバウンド需要を見据えた友人でゲイバーのママであるツバサも加わり、月に一回の英会話教室は、たちまち井戸端会議状態に…。

ーー深夜のクラブのラウンジ(ショーが終わり、余韻に浸る3人)

さっきのステージの余韻が抜けないや… みんなランウェイを歩くとき、信じられないくらい自信に満ち溢れた顔してたよね。

それが “Serving” よ。直訳すると料理を「給仕する」だけど、スラングでは最高のルックスやオーラを世間に「提供する」「見せつける」って意味になるのよ♡

あ〜、よく海外のオタクがSNSで「Serving face(完璧なキメ顔)」とか「Serving body(最高の肉体美)」って言ってるやつね!

そう!ただそこにいるんじゃなくて、「私の美しさを味わいなさい!」って全人類に配り歩いてる状態よ。

なるほど。単にカッコつけてるんじゃなくて、おもてなしの精神(ホスピタリティ)なんだな。

【今月の一生に一度も使わない例文】
The restaurant is closed, but he is still serving looks.(「レストランは閉店しているけれど、彼はまだ最高のルックスを(世間に)提供し続けているわ。」)

俺も明日から会社で「やる気」をサービングしてみようかな…(笑)

ジョー、あなたのはサービングじゃなくて、ただの「盆ミス」になりそうよ。

いいのよ、カレンダーの6月が終わったって関係ないわ! 誰も求めてなくても、年中無休で自信だけは特盛でサービングしていきなさい♥!

松本ゆうすの連載GAY会話の15回目

ジョー(T179 W85 35yo)
ゲイの鑑と言わんばかりな褐色肌の短髪黒髪ヒゲリーマン。本格的に英語必須なポジションに異動が決まり、本腰に。やめては入会を繰り返していた英会話教室に再び通い始め、ニュー子からもGAY会話を通して英語を学び始めることに。平日はスーツ勤務、休日は万年タンクトップ。

ツバサ(T170 W55 28yo)
新宿二丁目でゲイバーを営むやり手のママ。一見、物腰が柔らかそうな色白今風ノンケだがその実、常連には少々アタリがキツい。元々、大学では英語を専攻。外国人の来店者も見据えて更なる英語力向上を目指し、ジョーとともにニュー子から生きた英語を学ぶことに。

ニュートーキョーコ・トーキョー(通称:ニュー子)(T195 Wヒミツ♡)
学生時代、LGBTQ+への理解が進むカリフォルニア州に留学経験あり。帰国後にドラァグクイーンとして活動をスタート。性別や年齢、国籍などを問わず誰に対しても大らかで、来るもの拒まず、去るもの追わずなスタンス。年齢不詳で素顔も謎だが、普段は英語講師をしているというウワサも…。

イラスト/松本ゆうす
英文監修/Honoka Yamasaki
企画・制作/newTOKYO

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主にセクシュアリティ・ジェンダーの分野で執筆をしながら、ダンサーとしても活動するレズビアン当事者の山﨑穂花さん。「わたしとアナタのための、エンパワ本」では毎月、彼女の本棚の中から、自信や安心、ありのままの尊さを教えてくれた本(=エンパワ本)を、“気付きの一文”を添えて3冊紹介。 第8回は、「揺れ動く三角関係、その間にある答え」をテーマに選書。 誰かを想うとき、その形はいつも一対一とは限らない。友情… もっと読む »

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