映画「今日の海が何色でも」が1/17(日)より公開。男性との結婚を強いられるシャティと金髪が美しいアーティストのフォンが惹かれ合う様を、環境問題を交えて描く

映画『今日の海が何色でも』が2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開することが決定した。

タイ南部の海辺の町でふたりの女性が出会い、自然と惹かれあっていく様を、環境問題をテーマにしたアートを交えて美しく映し出た本作。第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門ではNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)と、LG OLED New Currents賞をダブル受賞している。

ーー伝統的な価値観に疑問を感じながら生きるシャティはアーティストのフォンと出会い、一歩を踏み出す

タイの南部の町ソンクラー。かつて美しい砂浜があったが、高潮によって侵食され、現在は護岸用の人工の岩に置き換えられている。その町 の保守的なイスラム教徒の家庭で生まれ育ったシャティは親に結婚を急かされていた。

しかしシャティは親が決めた相手と結婚させられるこ とに疑問を感じていた。ある日シャティは、防波堤をテーマにした美術展のためにやって来たビジュアルアーティストのフォンと出会い、彼女のサポートをすることに。一見全く正反対に思えたふたりだったが、お互いを深く知れば知るほど惹かれ合っていき…。

本作が長編劇映画デビュー作であるパティパン・ブンタリク監督は、以前に手掛けた環境ドキュメンタリーで取材した、ソンクラー市のピーラ市長が暗殺されたことをきっかけに本作を制作。

ピーラ市長は政府による防波堤建設に反対していたのだという。そこに、「(自身の)映画監督や社会活動家としての背景、偏見との出会い。男性性にまつわる有害な価値観を体験したこと。そして幼少期に祖父母と過ごした記憶。それぞれの闘いを共有した友人たちの物語も織り交ぜました」とコメントしている。

◆『今日の海が何色でも』 2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
https://movie.foggycinema.com/kyounoumi/
監督・脚本:パティパン・ブンタリク(初長編監督作品) 出演:アイラダ・ピツワン、ラウィパ・スリサングアン/2023 年/タイ/タイ語・南部タイ方言/93 分/1.85:1/カラー/5.1ch/映倫区分「G」 原題:ทะเลของฉัน มคี ลน่ื เล็กนอ้ ยถงึ ปานกลาง/英題:Solids by the Seashore/日本語字幕:塩谷楽妥 製作:Diversion/配給:Foggy/配給協力:アークエンタテインメント/配給:Foggy

記事制作/newTOKYO

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