【全14作品一挙紹介】セクシュアルマイノリティをテーマとした映画祭「第29回レインボー・リール東京」7月開催!

LGBTQなどのセクシュアルマイノリティをテーマとした映画を上映する映画祭『第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)』が7月16日(金)から開催される。

今回、上映される全14作品中13作品が日本初上映となる。また今年は21年ぶりに大阪での開催が復活し、東京・大阪の2会場に加え、アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム「QUEERxAPAC 2021」ではオンライン上映が予定されている。
世界各国で受賞、評価された作品が並ぶ充実のラインナップを早速チェック! 気になる作品はぜひこの機会に好きな形式で鑑賞してみてくださいね。

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ーー自分自身に寄り添ってくれる、登場人物にきっと出会える作品たち。

1.世紀の終わり(2019)監督:ルチオ・カストロ  ©Stray Dogs/ストーリー:バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人の男性二人。一夜だけに見えた男たちの関係は、20年にわたる壮大な愛の記憶を呼び起こす。時間の概念を巧みに操り、恋人との過去・現在・未来を描いた究極のラブストーリー。
2.ストロベリーミルク(2020)監督:ケイティ・ファウンド/ストーリー:母を自殺により亡くし、独りで家に取り残された16歳のクローディア。外の世界を知らない彼女が、グレースという同い年の少女に出会う。家族と衝突し、家に居場所のないグレースもまた独りだった。彼女たちは閉ざされた森の中で二人だけのカラフルな世界を築き上げていく。
3.ノー・オーディナリー・マン(2020)アシュリン・チンイー、チェイス・ジョイント/ストーリー:1940年代から50年代に活躍したのち表舞台から姿を消したジャズミュージシャ ン、ビリー・ティプトンのドキュメンタリー。1989年に死去後、「キャリアのために性別を隠していた女性」と報じられ、ビリーの家族に世間から好奇の目が向けられる。彼がトランス男性だった事実は語られることなく…。
4.親愛なる君へ(2020)監督:チェン・ヨウジエ ©2020 FiLMOSA Production All rights/ストーリー:老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエン イー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエン イーがそこまで尽くすのは、ふたりが今は亡き同性パートナーの家族だからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。ジエン イーは周囲から不審の目で見られるようになり…。
※特別先行上映7月23日(金・祝)シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開 ※R18+ 
5.シカダ(2020)監督:マシュー・ファイファー、キーラン・マルケア/ストーリー:ブルックリンに住むベンは、日々の仕事を渡り歩きながら男女と一夜限りの肉体関係を持ち続けていた。ある日、ベンは古書店で黒人のサムと出会う。蝉の声が響き渡る夏の間、ベンとサムは急速に関係を深めていくが…。監督・主演のマシュー・ファイファーが自身の幼児期の体験とサム役のシェルダン・ブラウンの実体験をベースに描いた、痛切で親密なラブストーリー。
6.恋人はアンバー(2020)監督:デヴィッド・フライン/ストーリー:90年代半ば、アイルランドの田舎町。高校生のエディは父の後を継いで軍隊に入ることを望み、アンバーは自由な大都会ロンドンに引っ越すことを夢見ている。二人の共通点は同性愛者だということ。周囲にセクシュアリティを悟られないようカップルを演じることにしたエディとアンバーだったが、二人の“理想的”な関係は崩れ始め…。自分らしく生きることにもがく10代の男女の友情をハートウォーミングに描いた青春映画の傑作。 
7.叔・叔(スク・スク)(2019)監督:レイ・ヨン ©Films Boutique/ストーリー:退職が間近に迫ったタクシー運転手のパクと、すでに引退しているシングルファーザーのホイ。二人の出会いが長年抑制し続けてきた感情を呼び起こす。しかし将来を築くには乗り越えなければならない壁がいくつも存在していた。同性愛とエイジングという問題を当事者やゲイ・コミュニティなど多角的な視点から描く。
8.であること(2020)監督:和田萌 ©EpocL/ストーリー:海外コーディネーターとして、テレビ業界で生きる西山ももこは、友人などLGBTQにカテゴライズされている9人に率直な疑問を投げかける。自分自身『であること』を聞くうちに、「LGBTQ」「マイノリティ」「男と女」 …様々な言葉で区別してきたものの境界線は、次第に曖昧になっていく…。独自で多様な生き方をしている人々を追ったドキュメンタリー。

ーー若手クリエイターの感性が光る、短編映画も充実のラインナップ♡

9.フロス(2019)監督:ファン・ポポ/ストーリー:ティンは新しい恋人のマークの“歯”にフェティッシュなまでの強い性的魅力を感じていた。ティンはマークにこのことを打ち明けたいと思っているが…。
10.リップスティック(2019)監督:エッツェン・チェン/ストーリー:隠し持っていたリップスティックを同級生に見つけられ、ひどいイジメに遭う高校生。ある日、コインランドリーで出会った少女と出会い、二人でトンネルに入っていく。
11.ウィッグ(2019)監督:アタヌ・ムカジー/ストーリー:アルティカは自立したキャリアウーマン。仕事帰りによく見かけるセックスワーカーのトランス女性を助けたことをきっかけに、自分自身の偏見と向き合う。
12.キラン(2021)監督:ファティマ・サタール/ストーリー:もうすぐ花嫁になる女性にメヘンディ(ヘナタトゥー)を施す絵師のキラン。女性と親密な時間を過ごすうち、キランはあることを思いつく。 
13.アイス(2019)監督:イ・ソンウク/ストーリー:覚醒剤(アイス)の取引のため地方へ向かう二人の男たち。途中、覆面警官に追われているのではないかと怯えるが、取引を約束した場所までたどり着く。
14.ストレンジャーズ(2019)監督:ジャミーソン・ピアース/ストーリー:老人ホームに入居中の母親が入居者の女性と同じベッドに寝ていたと連絡を受け、困惑する 娘と息子。対応を探る職員。

レインボー・リール東京は、「今年3月に札幌地方判所が『同性婚を認めないのは違憲』とする判断をした一方で、5月にはLGBT理解促進法案の国会への提出が見送られるなど、セクシュアルマイノリティの人々を取り巻く状況は目まぐるしく変化しています。そのような今だからこそ、大きなスクリーンで多様性溢れる世界中の優れた作品を上映し、皆様の心に豊さと感動をお届けしたいと心より願っています。」とコメントを添えている。

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◆第29回レインボー・リール東京東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
>シネマート新宿/7月16日(金)~7月22日(木・祝)
>シネマート心斎橋/7月23日(金・祝)~7月29日(木)
オンライン上映作品・配信期間716日(金)19:00729日(木)23:59
https://rainbowreeltokyo.com
Twitter@RRT_TILGFF

記事制作/newtTOKYO

 

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