昨日の自分に負けないよう、パッションに溢れた毎日を/ジブンヒストリー18/これまでの自分、これからの自分~ #ブライアン

“人生の選択に正解はない”。なんてことをたま~に見聞きするけれど、自分の選択が100%合っている、と胸を張って言える人は…そうそういないはず。ただ、正解・不正解は置いといて、今を楽しんで生きている人ってやっぱり素敵!「ジブンヒストリー」は、そんなエネルギッシュに生きる彼らの日常や歴史にフォーカスして、自分らしく生きるヒントを見つける企画♪

今回はロサンゼルスそして台湾での生活を経て、現在は日本で働くブライアンさんのジブンヒストリー。忙しなく過ぎる毎日だけどちょっと立ち止まり、彼の生き方を通して“これまでのジブン”を整理すれば、ワクワクするような“これからのジブン”像に出会えるかも。

ーー父との喧嘩で思わず家族にカミングアウト。その言葉を受けて母親は…

生まれはロサンゼルス、育ちはロサンゼルスと台湾(台中)にて半分ずつぐらいの期間を過ごしたせいか言語が馴染まず、小学生の頃はシャイな性格で勉強とゲームばかりの毎日。ただ学年が上がるにつれて親友もでき、文化祭では女装で演劇に出るほど、いつの間にか活発になっていきました。

初恋は、文武両道の女の子、同時にクラスで一番クールな男の子にもなぜか「守りたい」という気持ちを抱き始めました。だんだん男の子に対する感情も“好き”へと変わっていきましたが、相談できる人がいなかったしその勇気もありませんでした。

「精神的に好きなのは女の子、でも身体的には男の子が好き」というバイセクシュアルのフェーズもありましたが、今はゲイとして生きています。

自分がゲイだと自覚してからは高校時代の友人には内容を整理して話ができましたが、家族に対しては父親との喧嘩の最中に感情に任せて思わず全てを打ち明ける流れに。幼い時から溜まっていた文化的違いからのプレッシャーや、国籍などのアイデンティティに関する葛藤の末に起きた出来事でした。

母は泣きながら「付き合う相手の性別と関係なく、愛しているよ」と言ってくれました。それを聞いて自分も大泣きしましたね。結構、ドラマチックなカミングアウトでした。

将来の夢はワークライフバランスを保ち、環境保護とLGBTコミュニティのために何らかの形で貢献すること。10年前の自分は日本に住んで働いていることを思ってもいなかったし、10年後どこにいるのかも想像つかないですが人生にパッションを持ち、落ち着いているダンディーな40代…坂口憲二のような人になれたらいいですね(笑)

他人よりも昨日の自分と比較して、昨日より一歩前進(たまには三歩前進や全速前進が必要な時期もありますが)できたら良いんだ、そう意識しながら毎日頑張っていこうと思います。

◆プロフィール
名前:ブライアン/年齢:31歳/誕生日:4月2日/職業:会社員/身長:172cm/体重:65kg/出身地:ロサンゼルス/最近ハマっていること:Fit Boxing(Nintendo Switch)/好きな食べ物:おばあちゃんのチャーハン/好きな場所:自分のベッド/一度は訪れたい場所:オーロラが見える場所

企画・撮影/天野ヒカリ
編集/芳賀たかし
記事制作/newTOKYO

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