診察室から飛び出して、寄り添いたい。プライド月間に広がる、プライベートケアクリニック東京の取り組み

6月の「プライド月間(Pride Month)」にあわせ、プライベートケアクリニック東京では、新宿二丁目を舞台にさまざまな取り組みを展開している。EAGLE TOKYO BLUEで開催中のPOP UP展『On PrEP, Stay Sweet』をはじめ、ゲイパーティ「AGARTHA」や「新宿二丁目・街コン」への協賛、セクシャルヘルスセットの配布など、その活動は診察室の外にも広がっている。 

なぜ医療機関が、ここまでコミュニティに寄り添うのか。そして、PrEPや性感染症予防を“もっと身近に”届けようとする背景には、どんな思いがあるのか。プライベートケアクリニック東京 東京院 院長・小堀善友先生に、プライド月間への取り組みと、その根底にある考えをうかがった。

Q1|プライドマンスの取り組みについて
今年のプライド月間では、POP UP展「On PrEP, Stay Sweet」の開催をはじめ、新宿二丁目のイベント協賛やセクシャルヘルスセットの配布など、さまざまな取り組みを行われています。 まず、今回のプライド月間に込めた思いや、こうした取り組みを行う背景について教えてください。

プライドマンスは、LGBTQ+コミュニティの存在や歴史、多様な生き方について社会全体で考える大切な期間だと考えています。

私たちプライベートケアクリニック東京は、日々の診療の中で、PrEPやPEP、性感染症検査などを通じ、多くの当事者の方々と接しています。その中で感じるのは、「正しい知識が届いていないこと」や、「検査や受診への心理的ハードル」が、今もなお存在しているということです。

だからこそ、“病院の中だけで待つ”のではなく、コミュニティの中へ私たちから足を運び、自然な形でセクシャルヘルスに触れてもらう機会を作りたいと考えました。

今回の『On PrEP, Stay Sweet』では、「怖い」「難しい」ではない 、“ポップで前向きなセクシャルヘルス”をテーマにしています。

性の健康管理は、特別なことではなく、自分自身や大切な人を守る、ごく自然なこと。その感覚を、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

Q2|二丁目との関係性
今回の取り組みでは、新宿二丁目のバーやイベントとのコラボレーションなど、“街のカルチャー”と共に発信されているのが印象的です。先生ご自身は、新宿二丁目というコミュニティにどのような役割や可能性を感じていますか?

新宿二丁目は、単なるナイトカルチャーの街ではなく、 多くのLGBTQ+の当事者の方々にとって「安心して自分らしくいられる場所」のひとつだと思っています。一方で、セクシャルヘルスの課題も、コミュニティのリアルな生活や文化の中に存在しています。

だからこそ私たちは、医療機関として“外側から啓発する”のではなく、コミュニティの空気感やカルチャーを尊重しながら、一緒に考えていく姿勢を大切にしています。

検査やPrEPを広げることだけが目的ではなく、「安心して相談できる場所がある」「ひとりで抱え込まなくていい」と感じてもらえる存在でありたいと思っています。

診察室だけでは届かない声や空気感が、街の中にはたくさんあります。だからこそ、二丁目というコミュニティとの接点を、私たちはこれからも大切にしていきたいと考えています。

Q3|イベント企画への想い
今回のPOP UPでは、ゴーゴーボーイやドラァグクイーンとのコラボレーション、ポップでかわいらしいビジュアル展開など、“楽しく触れられるセクシャルヘルス”という空気感が印象的でした。 こうしたアプローチには、どのような意図があるのでしょうか?

性感染症やPrEPの話題は、どうしても「怖い」「真面目」「難しい」というイメージになりやすいと感じています。

もちろん正しい知識や医療情報は大切ですが、その入口が堅苦しすぎると、特に若い世代ほど、「面倒くさいこと」と距離を感じてしまうこともあります。

今回のPOP UPでは、二丁目カルチャーの魅力でもある“楽しさ”や“自己表現”を大切にしながら、自然な形でセクシャルヘルスに触れられる空間づくりを意識しました。

ビジュアルクリエイトは、全てLGBTQ+のクリエイターさんで行うというこだわりを持ち、ゴーゴーボーイさんやドラァグクイーンさんの存在も、単なるビジュアル演出ではなく、「自分らしく生きること」や「多様性」を象徴する存在として、とても重要だと感じています。

“かわいい”“楽しい”から入って、その先でPrEPや検査のことを知ってもらえる。そんな入り口があってもいいと思っています。

Q4|性の健康・啓発
PrEPやPEPという言葉自体は以前より広がってきた一方で、まだ誤解や偏見、検査へのハードルを感じている人も少なくないと思います。今回のプライド月間の活動を通して、コミュニティの人たちにどんなことを届けたいと考えていますか?

PrEPや性感染症検査は、「特別な人がするもの」ではなく、自分自身とパートナーを守るための選択肢のひとつだと考えています。

ですが実際には、「病院に行きづらい」「相談しづらい」「周囲に知られるのが不安」と感じている方も、まだ多くいらっしゃいます。

だからこそ今回の活動を通して、“もっと気軽でいい”“ひとりで悩まなくていい”というメッセージを届けたいと思っています。

セクシャルヘルスは、我慢したり不安を抱えるものではなく、自分を大切にするためのもの。
プライドマンスをきっかけに、少しでも多くの方が、自分自身の健康やパートナーとの関係について前向きに考えるきっかけになれば嬉しいです。

そして、必要な時に安心して、「性の健康管理」 を相談できる医療機関が、身近にあることも知っていただけたらと思っています。

プライベートケアクリニック東京
(東京院・新宿院・名古屋栄
性感染症の診療を専門家チームが丁寧に行うクリニック。皆さまを温かくお迎えし、PrEP/PEP/DoxyPEP・性感染症(性病)の適切な診断・治療を行います。男性・女性・LGBTQ+の方・パートナー同士でも受診することが可能です。
https://pcct.jp/

プライドマンス2026 期間の取り組み

■プライベートケアクリニック東京×EAGLE TOKYO BLUE POP UP 2026/4月28日(火)~6月21日(日)
性の健康管理をより身近に感じてもらうことを目的としたもの。会場となるEAGLE TOKYO BLUEの店内に、ゴーゴーボーイやドラァグクイーン総勢10名によるフォトパネル展示、メッセージフラッグ、フォトブースなど、カルチャーとセクシャルヘルスを掛け合わせたさまざまなコンテンツを展開。また来場者には、セクシャルヘルスセットを配布。
https://www.eagletokyo.com/

■EAGLE TOKYO BLUEイベント「STARFUKKER」への協賛/5月9日(土)&6月13日(土)
POP UP展『On PrEP, Stay Sweet』でビジュアルを務めるゴーゴーボーイたちがスペシャルショーを開催。プライベートケアクリニック東京のSNSをフォロー&投稿することで、EAGLE TOKYO BLUEで使えるドリンクチケットが当たるお得なキャンペーンも実施。
https://www.eagletokyo.com/

■「新宿二丁目・街コン -SHINJUKU 2CHOME PRIDE 2026-」への協賛/6月5日(金)
街の活性化と飲食店応援を目的とし、複数の参加店舗を巡りながら飲食と会話を楽しみ、新たな出会いや交流を促進する参加型の大規模交流イベント。参加店舗30店舗を舞台に、今年のテーマ『On PrEP, Stay Sweet』のキービジュアルとして、総勢10名のGOGOBOYシールを配布。
https://2chome-nijiiro.com/

■日本最大級のゲイパーティー「AGARTHA」への協賛/6月6日(土)
歌舞伎町で開催される大型ゲイナイト。来場者には、セクシャルヘルスセットを配布。
https://agarthajapan.com/

素材提供/プライベートケアクリニック東京
記事制作/newTOKYO

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