浅草の現役俥夫ユニット「東京力車」メンバーインタビュー！第肆弾は切り込み盛り上げ賑やかす・田井裕一の真っすぐなメッセージ。

東京・浅草へ降り立つと、笑顔と活気あふれる威勢の良い声が響き渡る。
その声に気を取られ振りむくと、腹掛け股引き姿の俥夫と呼ばれる男たちが、下町情緒・江戸風情に満ちた古き良き日本の景色が残る浅草を案内している。

そんな彼らが、東京オリンピックに向け、浅草や人力車の魅力はもとより日本の伝統文化を歌やダンス、アクロバットを通して世界へ発信するべく結成したユニットが「東京力車」だ。
エネルギッシュな歌声で東京2020に向け駆け続ける彼らに、プライベートや浅草の魅力や新曲についてを伺った。

第肆弾は、通称タイちゃん！某恋愛観察バラエティ番組を卒業し、持ち前の器用さでライブを盛り上げる万能美人の田井裕一さん。

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ーーハプニングと思い出は突然に。

休みの日はいつもどこかに出かけていて、最近だと海鮮かきあげ丼を目当てに湘南に行ってきました。昼に食べて、鎌倉の小町通りでしらすコロッケも食べて、ご当地ビールを飲んで、夕方に帰ってきて飲みなおしてっていう休日が最高でした！

一人旅はもともと好きでよくしていたんですが、何をするかは現地に着いてから決めるっていうスタイル。現地の人の声やその土地の雰囲気を感じて、気になる場所を観光したり、泊まる場所を決めたりするんです。もちろん下調べをしないでいくのでハプニングだらけだったりするんですが、その分思いがけない交流もありとてもいい思い出になったりするんですよ。

九州一周の旅の途中で長崎に着いたときは、温泉宿が近くにあるというので歩いて向かっていたのですが、なかなか着かず。確認したところ、どうやら到底徒歩では辿り着かない距離。夜道は街灯がほぼなく暗く、あたりは墓地、そして時期は3月と寒く、終いには携帯の灯りも切れて…。
結局、雨も降りはじめた山道を2時間半程度歩いたところで、ようやく小さな灯りが見え目指していた温泉宿に無事到着。宿の方が心配してくださっていたようで、ボロボロの自分を見て無料で泊めてくれました。そういう出会いもあったり、あったかさを感じられるような体験がすごく好きです（笑）。

ーー一緒に笑い合える関係。

お笑いが好きでよく見るのですが、そういう時間を楽しく共有できる人と将来は一緒にいられたらいいなって思っています。テレビでコントやネタを見ていて、「この人面白いよね」「そうだね」って笑い合える関係って素敵ですよね。

ーー俥夫として、東京力車として。

浅草は、日本らしさが今もなお残っていて大切にしなくてはいけない名所がたくさんあるんです。そんな浅草の素晴らしさを人力車でご案内しているのですが、その体験が大切な思い出に変わっていくこともあるんです。だからその時々のお客様に合わせた会話を丁寧に心がけたり、景色で伝えたりと色々な方法で浅草の魅力をお伝えしています。
東京力車での活動では、自分たちの伝えたい音楽、想いをストレートに皆さんに伝えられるよう一生懸命に、それでいて男らしさを感じていただけるように努めています。ライブはお祭り感覚なので、熱気が増すように掛け声などを積極的にかける斬り込み隊長の役割をしていますね！

ーー新曲「唯我独尊SOUL」への想い。

カズと一緒の歌詞の部分なんですが、どんなことでも諦めない気持ちを持ち続ける大切さが感じさせてくれる、「諦めない心を我ら受け継ぐのさ今ここにありけり高鳴る鼓動を…」の部分が気に入っています。
最初から最後まで、お祭りのような賑やかさで漢らしいテンションが続く曲なのですが、ライブでは積極的に観客の皆さんにアプローチしているので、その場の空気感がひとつになったときお祭りそのものになっているように感じます。ぜひこの臨場感を一緒に味わってくれたら嬉しいです。
ちなみにMVの銭湯シーンでは…完全にのぼせるというハプニング（笑）。

ーー今後の目標とメッセージ。

いつも応援本当にありがとうございます。浅草を拠点として、浅草の街の良さ人の良さ、そしてそこから生まれる僕たちのパフォーマンスを2020年の東京オリンピックに向けてたくさんの方に広めていきたいですね。ありのままの自分らしく、伝えたい想いを音楽に乗せて届け続けていきます。そんな僕たちの姿を見て今日、明日への活力になることを願っています。
そして、今の東京力車の目標は浅草公会堂での1000人規模のワンマンライブです。それを目標にいろんな場所でライブを行わせていただいています。ぜひ、ライブで会いましょう！

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