よしひろまさみちの連載映画コラム/実体験をもとに心に深く…残りすぎた、こんな時に観ちゃダメな地雷映画「アポカリプト」の思い出

映画ライターのよしひろまさみちの映画レビュー

映画ライターのよしひろまさみちが、今だからこそ観て欲しい映画をご紹介するコラム「まくのうちぃシネマ」。
5本目となる今回ご紹介するのは「アポカリプト」。実体験をもとに心に深く…残りすぎた、地雷映画をご紹介!

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例の騒ぎで全国的にアプリでの一本釣りの確度が上がった、という噂を某所で耳にしました。。。初見の方を自宅に招き、きっかけはヤリ目とはいえ、めちゃタイプで話も合いそうだったら、その後を期待しちゃうのが独身ゲイの乙女心。コトの後、思わず話が盛り上がって映画でも観る? ってことになった場合、意外な地雷がありましてね……オバサン、経験あるのよ。その実体験を紹介します。

よしひろまさみちの「アポカリプト」の映画レビュー

あれは10年以上前。某出会い系サイトで知り合った方のお宅に招かれた時のこと。そりゃもう見た目はお互いタイプでセックスの相性は抜群、ピロートークも盛り上がり、お泊まりすることになりました。そこで映画の話になったんですね(あたしの場合、ここですでに地雷感が……)。
彼「最近、好きな映画があるんだよね。主人公がタイプで、裸なんだ〜」と。タイトルを聞いて「?」。だって『アポカリプト』よ……。マヤ文明舞台の生贄逃走映画。これのどこが好きなのかによっては、共感はできんわ〜! いや、SMも多少のたしなみはございますけど、首チョンパよ。しかも、主演はネイティブ・アメリカンのエキゾチックなイケメンで、どう考えてもあたしの顔、身体とは全然似ても似つかず。
ここで「あ、ガッチリ系お好みで、あたしをタイプって言ってくれたのはリップサービスね」という思いと「いくらタイプが裸で出るって言っても、他にもあるだろ!」という思いが複雑に交錯。

よしひろまさみちの「アポカリプト」の映画レビュー

ええ……一緒に観ましたよ。事細かに好きなシーンをフルスロットルで解説してくれる彼がちょっと怖くなり、「あの……これ、監督に取材してまして……」と素性を明かすハメに(ちなみに彼のマストもう一作は監督の前作『パッション』だったので、最終的にはSM話で盛り上がりました)。
初対面の方にいきなり自分の好みをまるっと押しつけると、ドンビキすることもある、といういい経験をしました。あたしが引いたポイントは首チョンパではなく、主人公のあまりのルックスの良さだったんですけどね……。
この手のネタ、たくさんございますので、反響がよければ地雷映画シリーズとして続けますわ。

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映画:アポカリプト
ストーリー/スペイン人が侵略する直前のユカタン半島、マヤ文明の末期。ジャングルで家族と共に平和に暮らしていたジャガーは、ある日突然、マヤ帝国の襲撃をうけ捕虜となる。都に連行された彼は、干ばつを鎮めるための生贄にされることになるが、なんとか逃げることに成功。だが、帝国の兵に追われる身に。

監督/メル・ギブソン
出演/ルディ・ヤングブラッド、ラオール・トゥルヒージョ ほか
DVD・Blu-ray販売・発売/ポニーキャニオン
配信/Netflix、YouTubeムービー、Googleプレイ

文/よしひろまさみち Twitter@hannysroom
イラスト/野原くろ Twitter@nohara96

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